世界90カ国を旅して心から感じる、他者理解と共存。
佐野寿宏です。
世界広し197カ国(北朝鮮含め)と言いますが、これまで25年間で90カ国以上旅してきました。
経験に基づき、本当の意味での他者理解、そしてそれに則った"共存"や世界のあり方について発信しています。
旅しながら現地で働いたり、ノマド的にSNSやネットで活動資金を得てきました。
共生だとか多様性だとか言いますが、いままでの活動で分かったのが、本当の意味での相互理解・共生は「他人とは本当の意味で分かり合えない」ということかなと思います。
これは諦めでなく、これこそが真理だと本当に思ったんです。
他人を全て理解することなんて出来るはずもなく、おこがましいとも思います。
ある程度適切な距離を保ち、そして自分も他者も守る。
これが大切だと感じました。
完全に他人を理解しよう、受け入れようという行為は、他人を自分の枠組みの中に同化させようという行為に他なりません。
あるいはその逆、自分を相手の枠組みに浸透させることで、究極の自己犠牲でしかありません。
いじめも、自分の方が優位だ、自分の方が正しい、自分の方が力がある、という証明行為だと感じます。
だから他者とは深いところでは分かり合えない、こう思った方がいいと感じます。
今欧米をはじめ先進国では、移民を入れるかどうかの問題があります。
日本は最近そのフェーズに来ています。
これも左翼が「差別だ、共生だ」などと言いますが、そもそも宗教を持つ遠く離れた民族が、無宗教の日本に入り込むということが危険です。
分かり合えるはずだという考え自体が危険であり、自分を守る、他人を守るためにも、「他人は他人」と考えるべき。
同化させない。別人が色々なところでそれぞれ存在している。それこそが共生に他ならない。
世界を長年旅して、そんなことを考えるようになりました。
諦念の心をもって、これからも世界を旅してこの目で真理を見つけていきます。