編集者”としての僕
. 僕が映像に惹かれた理由
きっかけは、中学生の頃。
友人と遊びの延長で撮った何気ない動画を、自分のパソコンで編集したのが最初でした。
何もないところから映像が形になっていく感覚、
自分の手で世界を組み立てていくような感覚がとにかく楽しくて、
気づけば何時間も編集画面に向かっていました。
その瞬間に、「あ、これは自分の好きなことだ」と初めて感じたのを今でも覚えています。
2. 大学で気づいた “伝え方の力”
大学では社会学を専攻しています。
ゼミでは「地域の魅力をどう伝えるか」というテーマで、オンライン街歩きプロジェクトを立ち上げました。
現地に行けない人にも魅力が届くように、
そこに住む人の話し方や街の音、空気感まで丁寧に拾い、
動画として再構築することを意識しました。
その過程で気づいたのは、
「伝え方ひとつで、同じ街でも見え方が変わる」
ということでした。
ただ撮って編集するだけではなく、
“どう感じてほしいか”を考え抜くことが、
映像の価値を決めるのだと痛感した瞬間です。
3. フリーランスとして挑戦し始めた理由
大学4年の就職活動では、ありがたいことにいくつか内定をいただきました。
ただ、その中でふと立ち止まりました。
「自分は本当に、心からやりたいことで生きていきたいのか?」
考え抜いた結果、内定を辞退し、フリーランスとして動画制作の世界に飛び込みました。
もちろん不安はありましたが、
自分が“本当に好きなこと”を仕事にするという選択肢を、
このタイミングで逃したくありませんでした。
そこから、SNSショート動画の編集や美容系クリニックのリール制作、
フィットネス動画の構成など、たくさんの経験を積んできました。
気づいたら、依頼の9割が継続案件になり、
「またお願いしたい」と言っていただけることが増えました。
この積み重ねが、僕にとって何よりの自信になっています。
4. “動画編集者”としての僕が大切にしていること
僕には自分の中で決めている軸があります。
① 世界観を壊さないこと
動画はブランドの顔。
テンプレではなく、“そのブランドらしさ”を守りながら編集することを心がけています。
② ストーリーを作ること
ただ情報を並べるのではなく、
視聴者が“一瞬で惹かれる流れ”を作ること。
これは大学の地域プロジェクトで得た財産です。
③ 数字を出す編集にこだわること
「きれいなだけの動画」には価値がありません。
視聴維持率や導線設計を意識し、
しっかり結果につながる動画を作ることを大切にしています。
5. これからどんな未来をつくりたいか
僕はこれから、ただの動画編集を超えて、
企画・ディレクション領域まで携われるクリエイターになりたいと考えています。
SNSの世界は移り変わりが早く、
“ただ作るだけ”では差別化できない時代。
だからこそ、
「どう伝えれば、ブランドの価値が最大化されるのか」
「どう魅せれば、感情が動くのか」
そういった領域まで踏み込めるクリエイターになりたい。
そしてゆくゆくは、
地域・企業・ブランドの価値を映像の力で引き出す存在として、
プロジェクトの根幹から関われる人材を目指しています。
6. 最後に
映像の力で、人やサービスが持つ“本来の価値”がより強く伝わる瞬間が好きです。
中学の頃に初めて編集した、あのワクワク。
大学で地域の魅力を伝えた時の手応え。
フリーランスとして感謝の言葉をいただいた瞬間。
そのすべてが、今の僕をつくっています。
あなたの想いを、
あなた以上に伝わる形で届けられるよう、
これからも映像と向き合っていきたいと思っています。