先日、USBを探してコンビニでうろうろしている外国人に会った。
今日カフェでDJをやるが、USBを落としてしまい、できないという。内心、驚いた。コンビニのスタッフが英語ができず困っているので、私がやり取りを代わり、在庫を確認したが、売り切れ。何店舗か近くのコンビニに電話して確認するが、在庫はなし。
近くのビルに連れて行き、何とか、USBが見つかった。
その後、DJをやるカフェに招待してもらい、行ってみた。若い人がたくさんいて場違いなところに来てしまったと思ったが、DJをやる彼は別人に見え、何度も握手、ハグで感謝を表してくれ、fantastic な手助けをしてくれてありがとう!と温かく迎えてくれた。その国では、そうやってハグで感謝を表すのだそうだ。
インスタをフォローしたらちょっとした有名DJらしい。現地でファッションデザイナーとして活躍する彼の友達もDJをしていた。
USBを落とした彼は英語は苦手と言っていたが、言語ではなく、心が通じる温かさを感じた。DJのセットに刺さったUSBを見て、内心嬉しくなった。
アジアツアーでこれからフィリピンに行くそうだが、フィリピンでもUSBを落として探すことになるのではないかと少し心配である。私は、フィリピンまでは、行けませんよ・・・
以前、コンシェルジュの仕事をしていた際は、詐欺のハガキを持ってきたおじいさんを説得したり、いろんなことでお困りの方がいることがわかり、とても勉強になったし、お役に立ち、喜んで頂けることが嬉しかった。
こういったささやかな出会いは、長い人生で見れば一瞬の出会いだが、こういったことが日々の生活を少し楽しくしてくれるので、ありがたい。いつかまた、彼のDJによる音楽を、聞けることがあれば、いいなと思う。