夢が見つからなかった新卒から今に至るまで
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学生~新卒入社の話
2011年3月、未曾有の巨大地震発生の時
私はまだ大学生で文化祭実行委員で広報をやっていた。
いろんな企業さまを相手に、電話をかけてはアポを取り
資金調達に励んでいたのを覚えている。怖いもの知らずであったがゆえにできたことだろう。
その2年後、社会人として外に放り出されることも知らないで。
結局、自分の本当の行きたい場所もわからないまま、
大学からの紹介でピアノ講師として勤めることになった。
当時、絶対このままでは終われないと生き急いでいたように思う。
3年で退職し、アルバイトをしながら大学の恩師のところへ週1で通い詰めた。
私はピアノしかないと思っていたからだ。
一年かけて私の中での一番の大作へ挑み、そしてコンクールを受けようとした前段階の舞台を最後に
私は力尽きた。
私は「私にしかできないこと」「私らしさを表現できること」に喜びを感じてきた。
ずっと、私の可能性を探してきたように思う。
私自身の能力を買ってくれるような人とお仕事がしたい。
転職活動のたびにお給料や待遇、場所、時間、そのどれもを一掃し、考え直しても
なかなかこの答えにはたどり着かなかった。
自分の力を発揮できたと思えた瞬間
ふと、副業というワードがちらつき始めて間もないころ、
2022年に私もサイトに登録をしてみることに。
なかでもインスタグラムの代行投稿という、SNS漬けの私にピッタリかも!と思える仕事に目が奪われ応募してみる。
これが今後の私のあるきっかけとなる出会いとなった。
破格の値段で交渉に行ったからだったのだが、担当の方からお問い合わせが来た。
「文章をかくことがすきだが、まだ私には前例がない。もし1か月お試ししていただいて使えるかどうか判断してほしい」
そのような胸の内を素直に言ったように思う。
担当の方は熱意を感じ取ってくださったようで、そういうことならと当初の設定価格のまま話を進めてくださった。
そこからのご縁が今でも続いて、
2024年からは、初めて業務委託として個人契約を交わしてくださった。
この貴重な経験によって私は新たな発見をする。
私の書いた文章が、たくさんの人・出会ったことすらない人に伝わっていく…
魅力が本当にその人にマッチすれば、会社を訪ねる人もいただろう。心の底から感動を覚えた。
何より、その会社の一員ように、やりがいを感じた。
これだ!私がしたいことは。そう確信した。
最初は1社を任されていたが、今は6社分の投稿文を作成し続けている。
チームとなって視野が広がった
個人契約と同時期にチームの編成がなされ、私は相変わらず投稿文や写真の選定を担当。リーダーはデザインもできるAさん。Bさんは毎日の投稿をお願いすることになった。
さらに新しくストーリーズ機能をつかった投稿にも携わることになる。
ストーリーズは文章だけでなく、見た目のデザインや絵や写真によって印象が変わるもの…
デザインは未経験。でも、なんだか楽しそう!
1年くらい試行錯誤をし、リーダーに添削をいただきながらどうにかやってきた。
でも、なんかモヤモヤする…もっとわかるようになりたい。
もっと自分の力をつけていきたい。
文章だけじゃなく、もっと他に伝える力が欲しい。
そんな思いからオンラインスクールへの入会を決意。
決して安くない受講料。
でもあの感動が忘れられない。
業務委託として文章を認めていただき、
ストーリーズのデザインの添削もゼロでそのまま投稿されることが増え、
自分の表現したものが相手に伝わっていく。
私はもしかして、
私自身の能力を認めてもらい、そんな人と仕事ができたら…と
そう思っていたんじゃないか?
2022年10月から毎日投稿を繰り返し、文章を変えて、魅力を伝える。
少なく見積もっても1060日。
やっと自分のできること、やりたいこと、仕事へのやりがい、探求していきたいことがはっきりと見えたように感じた。
そして、
誰かの想いを誰かに届けることでつながっていく喜びを
その会社の一員のように一喜一憂したいのだと。
そのためにいま勉強をし、文学に触れ、ブランディングやマーケティングを知り、さらに磨かれた自分を目指しているんだ。
きっとこの先に私と出会い、想いを誰かへ届けたいという人のために。