第10回:このバイトで気づいた『将来の自分』
第10回:このバイトで気づいた『将来の自分』
不動産屋でアルバイトを始めてから、季節が一つ巡りました。
最初は緊張で手が震えていた僕が、今ではお客様に笑顔で挨拶できるようになった。
それだけでも、少しは成長できたのかなと思います。
今日は、このバイトを通して見えてきた 「将来の自分」 について、素直に綴ってみます。
■ “仕事”が「誰かの人生とつながっている」と知った
バイトを始めた頃は、正直なところ、
「不動産業界で働きたい」という思いは、まだ曖昧な憧れのようなものでした。
でも、
内見に同行して、お客様と会話して、契約の瞬間に立ち会って——
そのたびに実感したことがあります。
部屋探しは、人生の大切な節目に寄り添う仕事だということ。
新生活に踏み出す不安、
未来への期待、
家族の思い出が生まれていく場所。
それらに関わることができる仕事に、僕は心を動かされました。
■ 「住まい」を通して、人の力になれる人でありたい
店長の言葉の中に、ずっと心に残っているものがあります。
「家は売って終わりでも貸して終わりでもない。
そこから続く暮らしまで想うんが大事なんよ」
この言葉を聞いた瞬間、
僕が目指したいのは“売る人”ではなく、
**“支える人”**なんだと気づきました。
困ったとき、迷ったとき、不安なときに、
「荒井さんに相談したい」と言ってもらえるような存在になりたい。
それは、数字ではなく、
人との信頼で生きていく生き方。
■ この町で学んだ“人との距離感”を忘れずにいたい
香川の小さな町で見た景色があります。
大家さんが野菜を持ってきてくれる店。
商店街で交わされる挨拶。
契約が決まった瞬間に、
本気で喜んでくれる人たちの笑顔。
地方ならではの人のつながりが、この仕事をより温かいものにしています。
たとえ将来、どんな場所で働くことになっても、
人に近い距離で寄り添える不動産屋でありたい。
そう思いました。
■ “目指す未来”がひとつ、明確になった
宅建の勉強も、もちろん簡単ではありません。
眠くなる夜も、焦る日もある。
でも今は、不安よりも楽しみの方が大きいです。
このバイトを通して気づきました。
僕がなりたいのは、
「住まいを通して、人の人生にあたたかい追い風を送れる人」
そのために、もっと知識や経験を積んでいきたい。
そう心から思えるようになったことが、何よりの収穫です。
今日の学び:
僕が選びたい未来は、“人に寄り添う不動産のプロ”になること。