不動産の現場で感じたこと──学生の私が見た“リアルな大変さ”
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不動産の現場で感じたこと──学生の私が見た“リアルな大変さ”
私は香川県の小さな町で育ち、今は不動産業界で働くことを目標に、大学で学びながら宅地建物取引士(宅建)の資格取得を目指しています。
最近、地元の不動産会社で実習に参加する機会がありました。
その中で感じた「不動産の仕事の大変さ」と「やりがい」について、学生の目線から少し書いてみたいと思います。
■ 現場のスピードに驚いた
最初に驚いたのは、現場のスピード感でした。
お客様からの問い合わせ、物件の案内、契約書類の準備など、一日の中でいくつもの業務が同時に進みます。
ひとつの小さな確認ミスが、大きなトラブルにつながることもあるため、社員の方々は常に慎重で、同時にとても行動が速い。
「責任感」と「判断力」の両方が必要な世界なんだと実感しました。
■ お客様の“想い”に寄り添うことの難しさ
不動産の仕事は、単に「物件を紹介する仕事」ではありません。
お客様の“人生の節目”に関わる場面が多く、「どんな暮らしがしたいのか」「どんな将来を描いているのか」を丁寧に聞き取ることが大切だと感じました。
それぞれの希望を形にするには、知識だけでなく“人の気持ちをくみ取る力”が求められます。
その難しさと同時に、「この仕事が人を幸せにできる」という大きな魅力も感じました。
■ 学び続けることの大切さ
現場では、法律・税金・登記など、専門知識が常に求められます。
宅建の勉強をしているときは「難しい法律用語ばかり」と感じることもありますが、実際に仕事で使われている場面を見ると、「この知識が信頼を生むんだ」と思えるようになりました。
資格の勉強が単なる“試験対策”ではなく、“人を守る力”になることを実感できたのは、大きな学びでした。
■ 大変だからこそ、やりがいがある
不動産の仕事は確かに大変です。
でもその「大変さ」は、人の暮らしを支える責任の重さでもあり、同時に誇りでもあります。
実習を通して、「誰かの新しい暮らしを一緒に作る仕事」に関わることが、自分にとって大きな喜びだと気づきました。
これからも学びを深め、一歩ずつ成長していきたいと思います。