〜 第2章 〜 ツールを使う時代から創る時代へ。私達が目指す、ITの未来。
とある若手エンジニアからこんな質問をされた事がある。「なぜ、日本人はAWSのような海外の有料プラットフォームばかり使うんですか?自分たちで作らないんですか?」と。
確かに彼の言う通りだ。インフラから開発ツール、AIまで、私達が日々利用するサービスの多くは海外製だ。だか、これには当然ながら明確な理由がある。
スケールの経済: AWS、GCP、Azureは、世界中の膨大なユーザーが利用している。その圧倒的な規模があるからこそ、莫大な投資が可能になり、高性能で安価なサービスが提供できる。
技術の先行優位: 常に最先端の技術を取り入れ、絶え間なくサービスをアップデートし続けるスピード感は、一国の企業が単独で追いつくのは難しい。
安心感と選択肢: 多くの企業が利用しているプラットフォームには、豊富な情報や成功事例、そして有識者が存在する。ゼロから作り上げるリスクを考えれば、海外製の優れたツールを「賢く使う」ことは合理的だ。
しかし、私は彼の質問を単なる技術的な疑問だとは思わなかった。そこには、日本のIT業界の未来を憂う、ある種の危機感が込められていたからだ。
━━ ツールは「使う」から「創る」へ
私達は、いつの間にか「ツールを使う」ことに慣れすぎていないだろうか?
確かに優れたツールは効率化を促し、私達の仕事を助けてくれる。だが、そのツールが生まれた「背景」や「思想」を理解し、本当に私達が解決すべき課題に目を向けなければ、いつか頭打ちになる。
最高のシステムとは、海外のツールを組み合わせて作るものだけではない。 顧客の真の課題、日本社会の固有のニーズ、そういった「本質」に深く向き合い、自分たちの手で最適な「仕組み」を創り上げることだ。
それは、必ずしも巨大なプラットフォームをゼロから作ることではないかもしれない。
しかし、特定の業界に特化したサービス、日本ならではの文化に根差したUI/UX、あるいは、海外ツールでは解決できない小さな不便を解消するソリューション。そうした「痒い所に手が届く」価値こそ、私達がITの力で創り出すべきものだと確信している。
━━ 最高の仲間と、最高のソリューションを創る
私は「IT Bridge Solution」として、まさにこの「創る」ことに挑戦しようとしてる。
そして、この旅に一人では辿り着けないことも知っている。だから、仲間を探している。
海外の優れたプラットフォームをただ使うだけでなく、その先にある「なぜ?」を問い続けられる人。
日本の顧客が本当に求めているものは何かを、共に考え、共に悩み、共に創り上げられる人。
そんな仲間となら、きっと日本にしかない、そして世界に誇れる最高のソリューションを創り上げられる。
この考えに共感し、共に「最高のチーム」を創り上げてくれる仲間を探しています。