福祉経営における「心」と「数」の融合:なぜ私たちは『心と数』を創るのか
多くの福祉事業所が、人材不足や離職率の高さに苦しんでいます。その原因は、売上や稼働率といった「結果」の数字ばかりに囚われ、現場で働く人々の「心」というプロセスが見過ごされていることにあります。
介護は薄利多大です。人がお金を生むビジネスだからこそ、人がいないと売上が上がらないのは当然です。しかし、稼働率や売上として出た数字をそのまま見つめても悩みは解決しません。
本当の働き方改革とは、「仕える」をどう創出するか
不安やイライラは、現実と受け皿とのギャップから生まれます。大切なのは、このギャップを埋めるための「修め」の継続です。
私たちは、本当に持続可能なのは「心」状態で決まると考えます。 仕事の価値は、給与や役職だけではありません。「なぜ働くのか?」という問いへの答えが、持続的なモチベーションを創出します。
本当の働き方改革とは、「仕える」をどう創出するか。個人と組織の双方で、譲りと我慢のバランス感覚を養わなければなりません。
『心と数』が描く、未来の経営
私たちが開発する『心と数』は、この「修め」のプロセスを可視化するシステムです。 どういう気持ちで働いてもらうか?どういう気持ちになるように育てるか?どういう数字を作りたいから、どういう人材が必要なのか? 需要と供給のアンバランスが目立つ業界だからこそ、儲けだけを考えて運営しているのであれば、閉業した方が世の中の為です。
私たちは、なんのために自分の会社があり、そこに人が必要で集まってくるのか?そして、集まった人がどのような気持ちで世の為に仕えたいのか?という問いを常に追求します。
数字にはいつも冷徹なほど、そこまで心を追及しなければ解決になりません。 優秀なシステムは所詮システムです。本来は人が優秀に育つからシステムも優秀になり、世を幸せにする資格を持つのです。
我が社は小規模ながら、4年間離職者がいません。これは、給与が落ちても、職員が個人の成功と組織の成功を一致させ、この哲学を実践した結果です。
『心と数』は、日本が本来持つ「心」の力を、現代のテクノロジーで可視化し、ビジネスと社会に還元するための羅針盤です。この哲学に共感し、共に新しい時代を創造していく仲間を募集しています。