🌍 留学で出会った“人間関係”が人生を変える瞬間

──言葉よりも、心でつながる出会いがある

こんにちは。
留学コンサルタントの國安鉄太郎（くにやす・てつたろう）です。

留学の魅力をひとことで言うなら──
「人との出会いが、人生を変える」こと。

勉強よりも、観光よりも、
“誰と出会うか”がその留学の価値を決めると言っても過言ではありません。

今日は、私がこれまでサポートしてきた留学生たちの中から、
人生を変えた3つの出会いの物語を紹介します。

🕊️ 1. 「言葉の壁の向こうに、友情があった」

──英語ができない私を笑わなかったルームメイト

アメリカに留学した美咲さん（大学2年生）は、最初の1か月、
授業でも会話でもほとんど英語が出てきませんでした。

“話したいけど、伝わらない”
“伝わらないから、話せなくなる”

そんな悪循環の中で泣いた夜もあったそうです。

けれど、ある日ルームメイトのアンナがこう言いました。

“You don’t have to speak perfectly. I just want to know you.”
（完璧に話さなくていい。私は、あなたを知りたいの。）

その言葉をきっかけに、美咲さんは毎晩、拙い英語で日記を読んで聞かせるようになりました。
半年後、アンナと一緒に撮った写真には、
どんな言葉よりも強い“信頼”が写っていました。

🌱 「話すことより、“分かり合おう”とすることが大切だと知った」──美咲さん

──オーストラリアで出会った“意見をぶつけ合う仲間たち”

英語教師を目指して留学した陽太さんは、ディスカッションの授業で毎回苦戦していました。
日本では「相手に合わせる」ことが正解だったのに、
現地では「自分の意見をはっきり言わないと会話が進まない」。

最初は戸惑いと衝突の連続。
けれど、ある日クラスメイトのサミュエルが笑いながら言いました。

“Disagreeing is not fighting. It’s how we learn.”
（意見が違うのはケンカじゃない。それが学びの方法だよ。）

その言葉に救われた陽太さん。
以来、彼は恐れず意見を言い、同時に相手を尊重する“対話の力”を身につけました。

帰国後、教育の現場でこう話します。

「あの留学で、人の違いを受け入れる勇気を学んだ。
今は、子どもたちにも“違いは素敵なこと”と伝えています。」

──カナダで出会った恩師との“再会”

看護留学でカナダに行った理央さんは、実習中の忙しさに追われていました。
英語にも自信がなく、現地の看護師たちのスピードについていけず、落ち込む毎日。

そんなとき、指導教官のメアリーがふと声をかけました。

“You care deeply. That’s what makes you a good nurse.”
（あなたは人を深く思いやれる。それが良い看護師の証よ。）

その一言で理央さんは、
「英語よりも“心”で寄り添うケアが大切だ」と気づいたそうです。
帰国後、彼女は国際医療ボランティアに関わるようになり、
いまも世界の医療現場で活躍しています。

🌍 「あの言葉がなかったら、私は“仕事”ではなく“使命”を見つけられなかった。」

留学は、異国の文化や語学を学ぶだけの時間ではありません。
人との出会いを通じて、
自分を知り、世界を信じ、人を理解する旅です。

そして、その中で出会う人たちは、
“人生のページを一緒にめくってくれる存在”になります。

🌸 言葉よりも大切なのは、「相手を想う心」。
それさえあれば、国境を越えて人はつながれる。

留学中に出会う人たちは、あなたの人生に小さな奇跡を起こします。
一緒に笑った友人、励ましてくれた先生、支えてくれた家族──
そのすべてが、あなたの“人生の物語”の登場人物です。
どうか、出会いを恐れず、
そして別れを悲しみすぎずに。
すべての出会いが、次の旅へと続く扉になります。

🌍 留学で出会った“人間関係”が人生を変える瞬間

国安鉄太郎