「刺さる言葉」は、どうやって生まれるのか
Photo by Luke Besley on Unsplash
最近、少しだけ気持ちが沈む出来事が重なる日々が続いています。
そんな中で、年甲斐もなく夢中になってしまったアイドルグループの歌や動画に、思いがけず救われています。
もともとミーハー気質ではあるのですが(笑)、今はその存在にずいぶん元気をもらっています。
新曲の中に、こんな歌詞がありました。
「賞賛がほしいわけじゃない、
人知れず誰かのために生きるのもいいかもね」
そのフレーズを聴くたびに、胸の奥が少しだけ痛くなるのは、
きっと自分の本音に近い言葉だからなのだと思います。
「自分が好きなものを好きでいていい」
そんなメッセージを、まっすぐに届けてくれる歌詞たち。
ただの“アイドルソング”という枠ではなく、
誰かを肯定し、そっと背中を押してくれるような愛のある言葉に惹かれています。
そしてつい、職業柄なのか、
その世界観をつくっている“裏側”にも目が向いてしまいます。
どういう言葉なら届くのか。
どんな空気感なら、人の心が動くのか。
きっと運営やプロデュースに関わる方々は、たくさんの経験や感情を積み重ねながら、
あの言葉たちを生み出しているのだろうな、と。
普段、私は広告やクリエイティブ制作の仕事をしています。
その中で好きな時間のひとつが、「刺さる言葉」を考えることです。
この広告を受け取る人は、今どんな気持ちなのだろう。
何に悩み、何を不安に思い、どんな未来を求めているのだろう。
相手の背景を想像しながら、
自分自身の経験とも重ね合わせながら、
言葉を探していく時間が好きです。
クリエイティブは、ただ“見た目を整える”だけではなく、
誰かの感情に寄り添うことなのかもしれません。
そう考えると、人生でいろいろな経験をしてきたことや、
迷ったこと、悩んだこと、遠回りしたことも、
全部が今の仕事につながっている気がします。
だから最近は、
人生の折り返し地点を過ぎた今だからこそ作れるクリエイティブがあるのかもしれない。
そんなふうに思えるようになりました。
明日もまた、
好きな音楽や言葉に背中を押してもらいながら、
誰かの心にちゃんと届くクリエイティブを作っていきたいと思います。