【元島純貴】「タスク」はなぜ旅に出るのか?
Photo by Mantas Hesthaven on Unsplash
この時期、新しいプロジェクトが本格的に動き出すにつれて、私のPC画面は「タスク」で溢れかえります。タスク管理ツールにずらりと並んだ、細分化されたやることリスト。まるで、それぞれのタスクが「旅」に出る準備をしているように見えます。
開発におけるタスクは、単なるTo-Doリストではありません。それは、プロジェクトという目的地へ向かうための「旅人」です。
要件定義の段階で生まれたタスクは、まるで生まれたばかりの「赤ちゃんタスク」。まだ漠然とした姿をしていて、これからどんな旅路を辿るか、誰も知りません。それが設計フェーズを経て、「この道を行けば大丈夫だろう」という設計図を渡され、少しずつその旅の形が明らかになっていきます。
そして、実装フェーズになると、いよいよ「旅」が始まります。エンジニアという「ガイド」に導かれ、コードという道を一歩ずつ進んでいく。時には道に迷ったり、予期せぬトラブルという「嵐」に遭ったりもします。そんな時は、チームメンバーという仲間と協力して、乗り越えていきます。
タスクが完了し、「完了」というステータスに変わる瞬間は、まるで旅人が無事に目的地に到着したような安堵感があります。しかし、一つのタスクの旅が終わったからといって、そこで終わりではありません。その旅で得た知見や経験は、次のタスクという旅人へと引き継がれ、また新たな旅が始まります。
私たちが目にするのは、PC画面に表示された「未着手」「進行中」「完了」といったシンプルなステータスだけですが、その裏側では、一つ一つのタスクが壮大な旅を繰り広げているのです。
特にフリーランスとして活動するようになってからは、この「タスクの旅」をより俯瞰して見られるようになりました。クライアントさんのビジョンという「目的地」から逆算して、どんな旅人たち(タスク)を送り出すべきか。どの順番で旅をさせれば、最短で目的地にたどり着けるか。そんなことを常に考えています。
この仕事の面白さは、単にコードを書くことだけではなく、この「タスクの旅」のガイド役として、無事にプロジェクトという目的地へたどり着かせることだと感じています。
皆さんの周りの「タスク」は、今どんな旅をしていますか?