自己紹介|背景と大切にしていること
初めまして!武林みつきです!
去年の11月までは瀬戸内海にある江田島という人口2万人の島で街づくりをしていましたが、
半年前に品川区に引っ越し、初めての東京生活を奮闘中です。
これまでは、いわゆる“地方”での暮らし、働き方でしたがこの半年間で感じたこと
なぜエンタメ/街づくりに興味を持ったのか、どんなことを考えていたのかを話していこうと思います。
プロフィール
小学1年生
ひょんなきっかけで合唱部と金管バンドに入部し、6年間トランペットの練習に没頭していました。
中学3年生
吹奏楽部で全国大会出場と初めての成功体験。感動を創るような仕事に就きたいと思うようになりました。
高校1年生
成長を求めて寮生活を経験。岡山就実に進学。初めての共同生活を学ぶ
大学1年生
4年後にアメリカ進学(バークレー音楽大学)を目指し、音大進学。
初めて音楽家としての仕事をいただけるようになりました。
個人で企画、集客、演奏会を始める
プロの道を挫折し、イベントの主催に従事していました。
大学3年生
コロナ渦、株式会社ヨンナナカンパニーの新規事業としてMUSIC CARAVAN JAMを立ち上げ
中古で2Tのウイングトラックを買う
クラウドファンディング112万円達成
RING HIROSHIMA 2ND挑戦者として100万円の事業補助金
主催イベントにて1800人動員(東広島)
新卒1年目
人口2万人の島、江田島市に後援をいただき音楽村開村イベント
"村長"という役職でキャスティング、ディレクション、企画運営を担当しました。
現在:上京後、転職活動中!
事業の始まりは音楽家としてのプロ挫折
いろんなご縁があり小学1年生から今までエンタメにかかわり続けることができたのは、
目のまえで人の心が動く瞬間を見るのが、楽しくおもしろいと感じていたからです。
18年間の間で、失敗経験、人間関係での挫折もいろいろありました。
そんな中、言葉にすることが苦手だった私には、非言語で世界共通言語の音楽が性に合いました。
続けていく中で自然と決まっていったプロを目指す上での環境、海外と比べた時の日本のエンターテインメント、音楽に関する向き合い方に違和感を感じ始めました。
「技術がないと上には行けない」これは、プロを目指すうえで当たり前のことという捉え方もできますが、そもそも音楽とは誰かと技術を競ったり、比べるようなものではなく、コミュニケーションだと思っています。
アメリカ進学の後に、プロになる、という進路への希望が一瞬にして消えてしまったとき、立ち止まりそうになりましたが、とにかく動き回ることに必死でした。
運がいいことに、JAMを立ち上げた初期メンバー(しば、明神、りさこ)が一緒に演奏会や企画にジョインしてくれたことで今があります。
JAMを立ち上げた当初、コネや実績、お金ももちろんなく、我武者羅に自分たちが表に立てるチャンスを探し、補助金やクラウドファンディングを活用してお金を集めステージに立ち続けました。
そんな中で、私は音楽家として大成することよりも、今一緒に活動してくれている大好きなメンバーを勝たせることのほうが情熱が向いていることに気が付きました。
1件ごとに演奏依頼でギャラの発生する仕事もありましたが、このままだと赤字を掘り続け、攻めた活動だったと思います。
大好きな音楽家という表現者を勝たせる、これができていない自分にも、現状にもずっと葛藤していました。
島をまるごと巻き込み、えたじま音楽村の開催を決意した理由
そんな中、JAMとしての主催イベントに毎回来てくれていた一人の男の子がいます。中学生になったばかりのその子は私にとって初めて、人生の変わる感動体験という価値提供ができた経験をくれた子でした。
今年のお盆に、その子はずっと戦った癌との闘病生活に幕を閉じ、その子は今世の短かい人生を全力で生き切りました。
ちょうど、それは音楽村を開催した江田島で夏祭りを控えている時期でした。
プロを目指す過程で、評価、結果に対してかなりのプレッシャーを感じやすくなっていた自分にとって、子供たちに音楽を届けることは一番のやりがいを感じていました。
亡くなったその子にはお兄ちゃんがおり、夏祭りの日の夜、その子のお兄ちゃんと長く話しました。悲しみに暮れていた自分に対して、お兄ちゃんは淡々と思い出を語ってくれました。
その強さと、誰にも理解されることのない孤独を知り、私はこの人生で誰も一人にならない世界を創ろうと決心しました。
たとえ、本当の家族がいなくなっても、この世には一人にならない。なるべきじゃない。
自分から命を落とすようなことは決してあってはならない。
それは大人になっても同じであると思っています。
孤独を感じるのは、子供や若者だけではなく年を重ねるにつれ、向き合い方は覚えるものの、独りになる理由も増えていきます。
職場での年齢差による疎外感、離婚、退職、家族との別れ。
この想いをどうやって形にするのか?
私はそれがこの音楽村、新しいエンタメを世の中に作り続けることで実現できると確信しています。
【音楽】が好きだから、とかキャリア、学歴があるかないか、などの目に見える表面上の理由で私は家族を狭めたいと思っていません。
何かをスキでいる気持ちや、音楽という媒体はコミュニケーションを円滑にし、共通文化、価値観の共有ができる。
言語を超えて人の心をつなげる、気持ちを昇華する、不思議な力があります。
きっと、それは2024年3月に起きた奇跡の音楽村に足を運んでくれた方には伝わっていると思っています。
今回の自己紹介ではとにかく想いの部分で書きなぐる形になってしまいましたが、これからスタートラインに立つ決意表明としてよんでいただければ幸いです!これからも全力で精進していこうと思いますので何卒、よろしくお願いいたします!
武林みつき