【城間勝行】バグ修正は魂のリセット
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こんにちは、城間勝行です。
「地味に過酷だけど、でも好き」—こんな瞬間、皆さんにもありますよね?私がよく感じるのが、バグ修正の作業です。バグ修正って、一見地味で面倒くさそうに思えるかもしれませんが、実はこれがエンジニアとしての「魂のリセット」になるんですよ。
バグが発生したときの気持ち、みなさんも経験したことがあると思います。「ああ、またか…」と思ってしまう。問題を追いかけ、コードを一行一行見直し、トライ&エラーを繰り返していく—これが、結構しんどいんです。でも、その過程にこそ「成長」の気配が潜んでいるのを感じます。地味だし、すぐには成果が見えない。でも、問題を解決した瞬間、「あ、やっぱりこれが好きなんだな」と思うんです。
たとえば、ある日、サーバーで突然動かなくなったAPIがあったんです。クライアントからの問い合わせが殺到して、焦る気持ちがどんどん高まっていきます。でも、冷静にエラーログを見ながら、一つ一つ問題の原因を追いかけていく。最初は「これ、絶対に難しいやつだ…」と思ったけど、問題の所在が見えてくるにつれて、まるで謎解きのように楽しくなってきます。最終的に「解決!」という瞬間、すごくスッキリした気分になるんです。
これが「地味に過酷」な部分です。最初のイライラや焦りがすごい。でも、それを乗り越えると、問題が解決したときの充実感がやみつきになってしまうんです。この感覚、なんか修行みたいでもありますよね。自分を鍛え、追い詰められ、そしてまた一つ賢くなっていく—そんな気持ちになります。
それと、フリーランスで仕事をしていると、時には「手が足りない」と感じることもあります。少人数のチームで動いていると、広い範囲の仕事を一人で担当しなければならない場面が多いんです。エンジニアリングだけでなく、クライアントとの打ち合わせや提案、場合によっては運用まで…。やらなきゃいけないことが次々と出てくるわけです。でも、それをうまく調整してやりきったとき、「自分の成長が見えた!」という実感が湧きます。これも、地味に過酷な部分だと感じるけれど、その「過酷さ」自体が、自分のモチベーションに変わるから不思議です。
どんなに大変な瞬間でも、「これを乗り越えたらもっと強くなれる」と思えば、苦しさも少しは楽しみに変わりますよね。バグ修正も、少人数でのプロジェクトも、どんな仕事でも一歩一歩進んでいく中で得られるものは計り知れません。
「地味に過酷な仕事」と思える瞬間こそが、エンジニアとしての「好き」に繋がる瞬間だと思っています。次に大きなバグに出会ったとき、または新しいプロジェクトで手が足りなくなったとき、もう少しだけ頑張れる気がするんです。
この「過酷さ」を楽しみながら、これからもエンジニアリングを続けていきたいと思います。