【城間勝行】プラモ作りは設計力
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こんにちは、フリーランスエンジニアの城間勝行です。
実は僕、昔からプラモデルが好きなんです。子どもの頃にハマり、社会人になってからも時間があると無心で作ってしまう。特にガンプラは“積んで”ばかりでしたが、最近は少しずつ“作る”モードに戻ってきました。
一見、仕事とはまったく関係なさそうな趣味に思えますが…
実はこのプラモデル作り、エンジニアの仕事と驚くほど共通点があるんです。
まず、「説明書を読む力」。
プラモって、見た目はシンプルなパーツの集合体なのに、組み立て方を間違えるとあとで噛み合わなくなる。これはまさに、コードの依存関係や設計ミスによってシステム全体が崩れる感じと似ています。
次に、「構造を想像する力」。
プラモデルでは、完成形のイメージを持ちつつ、どの順番でパーツを組むのが最適かを考えながら進めます。
システム開発でも、全体設計を見据えた上で、実装や分割の順序がプロジェクトの成功に大きく影響しますよね。
そして、何よりも大事なのが、「地味な作業を丁寧にこなすこと」。
ニッパーでの切り出し、ヤスリがけ、塗装……どれも少しの手間を惜しむと、仕上がりに如実に表れる。これって、コードレビューやテスト、ログ出力の仕方とすごく似ています。派手ではないけれど、最終的な品質を左右する大事な工程。
もちろん、趣味は仕事の“逃げ場”にもなっています。
コードで行き詰まった時に、パーツを切り出してると自然と気持ちが落ち着いてきて、不思議とロジックの整理もついてくるんです。
最近では「趣味に向き合う姿勢=仕事のスタンス」とも感じていて。
プラモを丁寧に仕上げるのと同じように、システムも“きれいに組み立てる”ことを意識しています。
どちらも、完成後の「見た目の美しさ」や「使いやすさ」を意識する点では共通しているのかもしれません。
趣味と仕事。まったく違うようでいて、実は通じるものがある。
そんな発見があるからこそ、今日も楽しくモノづくりを続けられているのだと思います。
 
 
