<城間勝行>バグとラーメンの共通点
Photo by Frank from 5 AM Ramen on Unsplash
最近、夜な夜なコードとにらめっこしていると、ふと思ったことがある。
「このバグ、あのラーメンに似てるな…」
…いや、寝不足ではない。たぶん。
というのも、ある日、深夜のデバッグ作業を終えて、ふらっと立ち寄った行きつけのラーメン屋で、「いつもの」を頼んだときのこと。スープの味が、なんか微妙に違う。
「あれ?こんなにしょっぱかったっけ?」と思いつつも、まあ美味い。けど、微妙な違和感が残る。
これって、まさにバグの気配に似てる。
「動いてるけど、なんか変だな」
「原因はわからないけど、違和感がある」
ラーメンもコードも、"直感的な違和感"が意外と大事だったりする。
バグも味のブレも、再現性をとるのが一苦労。
同じように作ったつもりでも、ちょっとした順番や条件の違いで結果が変わる。
あのスープも、チャーシューの脂がちょっと多かったのか、火加減か…
それって、初期化タイミングがずれてるときのバグと似てない?
そんなことを考えながら、ふとラーメン屋の店主に「今日ちょっと味違います?」と聞いてみた。
すると、店主は笑いながら「バレたか。煮干しの仕入れ先、昨日から変えたんだよね」と。
やっぱりな。エンジニアの勘、バカにできない。
ラーメンとシステム開発。
一見、まったく関係ないけど、どちらも「ちょっとした違い」に敏感になれるかどうかで、プロの腕が試されるのかもしれない。
ちなみに、僕のおすすめの深夜ラーメンは「こってり系」だけど、バグが出た日は「あっさり塩」に限る。
理由?気分がバグってるから、せめて胃はリセットしたい。