皆さん、こんにちは!フリーランスエンジニアの城間です。
突然ですが、日本のエンジニアって、世界的に見てもちょっとユニークな環境で働いているって知ってました?僕も長年この業界にいると、「あ〜、またこのパターンか!」と思うような場面にたくさん遭遇します。今回は、そんな日本のエンジニア界隈でよく見かける、ちょっぴり面白い(いや、むしろ時に切ない?)特徴を3つ、独断と偏見でご紹介します!
1. 「お客様は神様」が育んだ、奇跡の適応能力
日本のサービス業の根底にある「お客様は神様」という考え方。これ、IT業界にも色濃く反映されています。 「この要件、納期までに絶対間に合わないでしょ…」「いやいや、それシステム化の必要あります?」といった無理難題、日常茶飯事なんです。
でもね、ここが日本のエンジニアのすごいところ。 「はい、承知いたしました!なんとかします!」と、みんなで知恵を絞り、徹夜も辞さず、不可能を可能にするような結果を出し続けてしまうんです。結果、システムは動く。顧客は喜ぶ。でも、その裏側は技術的負債の山……。 そんな経験、きっと多くのエンジニアが持っているはず。おかげで、どんな難題にも「まあ、どうにかなるだろう」と思える、謎のポジティブさが身につきました。これ、海外じゃ通用しないスキルかもしれませんね(笑)。
2. 「調整役」はもはやエンジニアの必須スキル
会議、会議、そしてまた会議!資料作成、レビュー、そしてまたしても会議!
日本のプロジェクトでは、純粋な開発時間よりも、調整に費やす時間の方が長いんじゃないかと思うこともしばしば。関係者が非常に多く、それぞれの意見をまとめるのが至難の業なんです。「あの部署の承認がないと進められない」「この資料、部長に見せないと…」なんて声が飛び交う中、エンジニアはひたすら調整に奔走します。
いつの間にか、プログラミングスキルよりもコミュニケーション能力やドキュメント作成能力が格段に向上している自分に気づいた時、「あれ?俺、本職は何だっけ?」ってなりますよね。でも、この調整力こそが、複雑な利害関係の中でプロジェクトを円滑に進める、縁の下の力持ちだったりするんです。
3. 「とりあえずExcelで」の根強い文化
システム導入の話になると、なぜか必ず登場する**「まずはExcelで管理できませんかね?」**という提案。
本格的なデータベースがあるにもかかわらず、なぜかExcelでデータ管理。Webシステムを導入したのに、なぜか手入力で情報を転記。 「いや、システムを入れた意味は…」と心の中で突っ込みつつも、「はい、かしこまりました!」とExcel方眼紙と格闘する羽目になるエンジニア。
この現象、きっと日本の**「慣れ親しんだツールを使い続けたい」という文化と、「まずは小さく始めたい」という堅実さ**が入り混じった結果なのでしょう。おかげで、複雑なExcel関数やVBAをマスターする羽目になったエンジニアも少なくないはず。これもまた、日本独自のエンジニアとしての強みと言えるかもしれません!
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した日本のエンジニア事情に共感してくれた方もいるかもしれませんね。これらの特徴は、一見すると大変そうに見えるかもしれませんが、日本のエンジニアが持つ「粘り強さ」「協調性」「柔軟性」の証でもあると僕は信じています。
僕自身も、これらの経験を通じて培った「どんな状況でも仮説検証を繰り返しながら成果につなげる」開発スタイルや、「ビジネス視点での提案」を大切に、日々開発に取り組んでいます。
もし、この記事を読んで「うちの課題も城間さんに相談したいかも?」と思ってくださった方がいれば、ぜひお気軽にご連絡ください!
 
 
