生天目佳高のコードを書くだけじゃない。エンジニアが事業に貢献する方法
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エンジニアの役割は、変わりつつある
SIer時代、私の仕事は「仕様書通りにコードを書くこと」でした。
要件定義は上流工程の担当者が行い、エンジニアはそれを実装する。明確な役割分担がありました。
しかし、スタートアップの技術支援をするようになってから、その考え方が大きく変わりました。
スタートアップでは、エンジニアも事業に深く関わることが求められるのです。
私が実践している3つのこと
1. ユーザー視点で提案する
「この機能、本当にユーザーが求めているのか?」と問い続けます。技術的に実装可能でも、
価値がなければ意味がありません。時には「この機能は後回しにして、別の機能を優先しませんか?」
と提案することもあります。
2. 数字で語る
「この改善で、ページ読み込み速度が2秒短縮され、離脱率が15%改善する見込みです」
技術的な話を、ビジネスの言葉に翻訳する。これができると、経営陣との信頼関係が深まります。
3. 課題の本質を見抜く
依頼された通りに作るのではなく、「なぜこれが必要なのか?」を掘り下げます。本当に解決すべき課題が別にあることも多いからです。
エンジニアは、事業を前に進める存在
コードは手段であって、目的ではありません。大切なのは、技術を使って事業にどう貢献するかです。
フリーランスとして複数のスタートアップを支援する中で、この姿勢が最も評価されていると
実感しています。エンジニアだからこそ、事業の成長に直接関われる。
それが、今の働き方の一番の魅力です。