30代、好きなことを“仕事としてカタチにする”フェーズに入りました。
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気づけば30代。
20代のころがむしゃらに働いた時間を思い返すと、あれはあれで必要だったと思う。
アパレルという業界に飛び込んだのも、「ただ服が好き」というシンプルな理由だった。
でも最近は、ただ「服が好き」だけじゃ足りないと感じている。
どんな服を、誰のために、どう届けたいのか。
そこに“自分の意志”や“視点”を込めなければ、作る意味を見失いそうになる。
“かっこいい”だけじゃ、足りない。
アパレルの世界はトレンドが激しく変わる。
SNSでは毎日「今っぽい」コーデが流れ、次のシーズンが来ればそれはもう「過去」になる。
だけど、年齢を重ねるごとに思うのは、
本当に着たい服って、そんなにすぐには変わらないということ。
むしろ、歳を重ねることで「似合うもの」「信じられるもの」は、どんどん明確になってきた。
トレンドに乗ることも大事だけど、
“スタイル”を持っている人の方が、かっこいい。
だから今、“自分の視点”で服を作りたい。
30代になって、自分の好きなものや価値観に素直になれるようになった。
派手なものより質感がいいもの。ラベルより、背景。
少しずつ“選び方”が変わったように、自分が作るものも変えていきたいと思っている。
“商品”じゃなく、“誰かの人生の一部”になるようなものを、作っていきたい。