AIと対話しながら自分を掘り下げる—Claude×Gemini×Obsidianのジャーナリング術
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最近、毎日の振り返りにAIを使うようになりました。
きっかけは「一日の出来事を記録したい」とか「AIとのやり取りを残したい」というシンプルな動機だったんですが、やっているうちに「これ、自己理解にめちゃくちゃ効くな」と気づいて、今では欠かせない習慣になっています。
やっていること
僕は車通勤をしているんですが通勤中に、その日考えていることをボイスメモで録音。スマホ版のNotebookLMに共有して文字起こしをお願いしたら、テキストデータをClaudeに投げる。Claudeと対話しながら、モヤモヤを言語化したり、構造化したりしていく。
夜は一日の振り返り。仕事で何があったか、家庭でどう過ごしたか、自分の時間は取れたか。Claudeに話しながら整理して、最終的にObsidianのデイリーノートとして保存します。
ポイントは「対話」であること。ただ記録するんじゃなくて、Claudeに問いかけてもらいながら考える。「それ、本当にしっくり来てますか?」とか「別の見方はないですか?」とか。自分一人だと見逃す視点を、AIが拾ってくれる。
ClaudeとGeminiの使い分け
Claudeは「深掘り担当」です。過去の対話を覚えているので、文脈を踏まえた問いかけをしてくれる。壁打ち相手として最高。
一方、Geminiは「客観視担当」。Claudeとの対話で出てきた洞察を、別の視点から検証したい時に使います。バイアスがないので、冷静なフィードバックがもらえる。
両方使うことで、洞察が立体的になる感覚があります。
Obsidianで可視化する
対話の結果はObsidianに保存して、概念同士をリンクでつなげています。
たとえば「ファシリテーション」「引き継ぎ教育」「対話」といったキーワードが何度も出てくると、リンクが増えていく。グラフビューで見ると、自分が繰り返し考えているテーマが可視化される。
「自分は何に関心があるのか」「どんなパターンで思考しているのか」が、数週間分のノートを眺めると見えてくるんですよね。
やってみて思うこと
正直、最初は「AIに日記を読ませるの、どうなんだろう」と思っていました。
でもやってみると、AIだからこそ話せることがある。人には言いにくいモヤモヤとか、まだ整理できていない感情とか。AIは否定しないし、忘れてくれる(セッションが切れれば)。そういう安心感がある。
あと、言語化の練習になる。毎日「今日何があった?」「それをどう感じた?」と問われ続けると、自分の感情や思考を言葉にする力がつく気がします。
こんな人に向いているかも
- 自己理解を深めたい人
- 一人で内省するのが苦手な人
- 日記を続けたいけど続かない人
- AIを「ツール」じゃなくて「対話相手」として使ってみたい人
興味があれば、ぜひ試してみてください。