【大嶋淑之・新潟】フレームの先に映る「余白」の価値
Photo by Kate Trifo on Unsplash
こんにちは、新潟で動画クリエイターをしている大嶋淑之です。
夏本番、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?私はというと、連日クライアント様からのご依頼で、外での撮影が続いています。イベントやお店の紹介動画など、夏ならではの活気あふれる映像を撮れるのは嬉しいのですが、この時期の撮影は、体力と忍耐力との勝負。汗だくになりながら、カメラを構えています。
動画クリエイターの仕事は、一見すると「いかに魅力的なものをフレームの中に収めるか」だと思われがちです。
でも、最近はそれだけではないと感じています。
先日、とある飲食店のプロモーション動画を制作しました。
そのお店は古民家を改装したおしゃれな空間で、特にテラス席が人気です。夏の青空の下、涼しげなドリンクや料理が並ぶ様子を撮ることになりました。
撮影を進める中で、私はあることに気づきました。それは、「フレームの外」の面白さです。
どういうことかというと、動画のフレームには、被写体だけでなく、その背景や周りの空間も映り込みます。
例えば、料理を真上から撮った映像では、料理の周りに少し余白を設けることで、テーブルの木目や、差し込む光の陰影が映り込みます。
その「余白」が、料理の美味しさや、お店の雰囲気をより一層引き立ててくれるのです。
ある時、お店の方が、「この器は、地元の作家さんが作ったものなんです」と教えてくださいました。
それを聞いた私は、ただ料理だけをアップで撮るのではなく、器全体、そしてその周りの空間を少し広く撮ることにしました。
そうすることで、料理だけでなく、その背景にある「物語」も、映像に含めることができると考えたからです。
お店の想いや、地元への愛着。そういった「フレームの外にある物語」を、映像の「余白」として表現することで、より深みのある、魅力的な映像になるのではないか。
動画クリエイターの仕事は、ただ綺麗な映像を撮るだけではありません。
クライアント様の想いや、その背景にある物語を、どうやって映像というメディアに乗せて届けるか。
時には、あえて「主役」を少し小さく映し、周りの「余白」を大きく取ることで、伝えたいメッセージがより強く伝わることもあります。
今回の撮影を通して、私は、フレームの中に映るものだけでなく、その外側にある物語や、想い、そして「余白」の価値を改めて実感しました。
Wantedlyをご覧の皆さんの中には、今まさに、自社のサービスやプロダクトをどうアピールしていくか、悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
もし、何か動画で表現してみたいことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちは、皆さんの「フレームの外にある物語」を、一緒に見つけ出し、映像という形でお届けするお手伝いをします。
一緒に、心に響く映像を作りませんか?