ヘアサロンでアシスタントのままでいた理由、そして得たこと
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美容師といえばスタイリストになって、カットやカラーなど全メニューを担当。
顧客も持って、売れっ子になる。
というイメージを持たれるのではないでしょうか?
わたしも美容学生時代はそう思っていました。
そんなわたしは17年間美容師をしてきましたが、ずっとアシスタントです。
【アシスタント=下っ端、雑用、ずっとシャンプーをしている】
そんな風に思う人が多いと思います。
そうじゃない。
アシスタントも立派な美容師だと言いたい。
わたしはアシスタントでいたことを誇りに思っています。
・なぜスタイリストにならず、アシスタントで働き続けたのか
・17年間のアシスタント経験で得たこと
をお話しします。
最後までお付き合いしてくださるとうれしいです。
目次
アシスタントで居続けた理由
1.スタイリストのサポートが楽しい
2.お客様とのコミュニケーションが楽しい
この17年間で得たこと
人のサポートが好きだということ
先回りして考える
段取力
コミュニケーション・問題解決力
最後に
アシスタントで居続けた理由
1.スタイリストのサポートが楽しい
アシスタントはメインでサポートをするスタイリストがいます。
そのスタイリストがいかにスムーズに仕事が進められるかを、一日のお客様の数、メニュー内容から計算して動きます。
アシスタントは常にスタイリストの動きを見て、必要なものを判断し準備したり、お客様をお待たせしないよう、時間配分を考えます。
自分がお客様に入客し施術をしていても、スタイリストの動きをみてその先の流れを考えます。
そして、その日一日で滞りなくサロンワークを終えられるととても充実感がありました。
2.お客様とのコミュニケーションが楽しい
スタイリストでもお客さんとコミュニケーション取れるのでは?
と思うでしょう。
しかし、わたしは長年スタイリストのアシスタントを経験していくうちに、そのスタイリストのお客様との信頼関係を築いてきました。
施術だけでなく、わたしとお話するのを楽しみにしていてくださったり、ヘアやプライベートの相談に乗ったりしてくれる方もいました。
「スタイリストになったらお話しする機会減っちゃうね…。」とおっしゃってくださる方も。
スタイリストには話しにくいこともわたしに話してくれたり、スタイリストとお客様のパイプ役になることもあります。
今ではご相談もスタイリストだけでなく、わたしにしてくださって解決できたり、商品を買ってくださったりしてくれます。
アシスタントだけど自分の大切なお客様だと思い、全力で向かい合ってきたからこその信頼関係だと思います。
この17年間で得たこと
人のサポートが好きだということ
【周りの人が笑顔でいてほしい】
誰かのサポートで喜んでもらえることがわたしにとっても嬉しいことです。
どんな小さなことでも、助かるかな?あったほうが便利、やりやすいかな?と考え行動することが好きです。
これは美容師だけでなく、どんな仕事にも共通していることだと思います。
美容室もサロンワーク以外にも細かい事務作業があります。
・予約表、伝票作り
・在庫管理
・カルテ整理
・フライヤー作り
・ブログ記事執筆
など。
これらの業務も必要性を感じたらすぐに作成に取り掛かっていました。
オーナーにはいつも助かると喜んでもらっていました。
先回りして考える
・次はこれかな?
・この流れだと先にこっちをしたほうがスムーズにいくかな
など、現状を瞬時に把握し次の行動を判断することが得意になりました。
段取力
大体の一日の流れを先に決めておきます。(自分の中である程度決めておきます。スタイリストと相談することもあります。)
そうすることで、仕事中イレギュラーなことが起きてしまっても慌てず対応できます。
うまくいかなかったところは反省し、次に活かしてきました。
コミュニケーション・問題解決力
人と話すのは好きなほうです。
『話す』だけでなく、『聞く』ことが大切だと感じました。
お客様の悩みなどを聞き、その方にあった解決法を提案。
プライベートのささいなこともよく聞いていました。
お店で過ごしている時間はリラックスしてほしいので、たわいもない話で盛り上がることもあります。
・この人はアドバイスを求めているのか
・だた話を聞いてもらいたいのか
そして、中にはあまり会話をしたくない方もいらっしゃいます。
そういったことの判断もできるようになりました。
最後に
17年間美容室で働き、いろいろなことを学びました。
一度美容師の仕事から離れますが、ここで得たことは今後の仕事にもつながると思っています。
【美容師】という仕事はしなくなりますが、今後も美容室に関わる仕事もしていきたいと考えています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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