【本田教之】コードに魂を吹き込む仕事
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皆さんは、システム開発と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか? 黙々とパソコンに向き合い、ひたすらコードを打ち込む、そんな姿を想像されるかもしれません。 確かに、それは日々の仕事の一部です。
でも、私は最近、システム開発の本質はそこにはないと感じています。 システム開発とは、まるで「彫刻」のようだと。
私たちは、クライアント様から「こういうものが作りたい」「この課題を解決したい」という漠然とした「想い」をいただきます。 それはまるで、まだ形になっていない、大きな石の塊のようです。
その石の塊に、私たちはまず「要件定義」という名のノミを入れます。 クライアント様の想いをじっくりと聞き、本当に必要なものは何か、何を目指しているのかを深く理解する。 この段階で、いかにクライアント様の想いを正確に捉えられるかが、完成度に直結します。
そして、その想いを具体的な「設計図」に落とし込みます。 この設計図こそが、彫刻家が頭の中で描く完成像です。 どのような形に仕上げるか、どの部分を削るか、どの部分を残すか。 ここで、私たちの経験と技術力が試されます。
設計図ができたら、いよいよ「開発」です。 コードという道具を使って、一つ一つ丁寧に石を削っていきます。 時には、想定外の硬い部分(バグ)にぶつかったり、削りすぎてしまったりすることもあります。 しかし、私たちはそれらの困難を乗り越え、少しずつ形を成していきます。
そして、ようやく完成したシステム。 それは、単なる機能の集合体ではありません。 そこには、クライアント様の「想い」と、私たちの「魂」が込められています。
先日、あるクライアント様から「ありがとう。このシステムのおかげで、私たちの仕事が本当に楽しくなったよ」と言っていただきました。 その言葉を聞いたとき、私は開発者としての最大の喜びを感じました。
私たちが提供しているのは、単なるコードやプログラムではなく、クライアント様の想いを形にし、ビジネスを成長させるための「手段」です。 そして、その過程で、私たちはクライアント様と共に、一つの「作品」を創り上げているのです。
私はこれからも、一つ一つのシステムに魂を込め、お客様のビジネス成功という名の「芸術作品」を創り続けていきたいと考えています。
もし、あなたが「ただ開発をするだけではなく、クライアントの想いに寄り添い、共に成長できる仕事をしたい」と考えているなら、ぜひ一度お話ししませんか? 私たちは、そんな想いを持った新しい仲間を求めています。