ありがたいことに、これまで技術・開発・ビジネスの視点で、たくさん記事を書いてきました。
でも最近ふと、手が止まりました。
「あれ、書きたいことが浮かばないぞ」と。
技術者として、経営者として、伝えたいことは山ほどあるはずなのに、文章にしようとした瞬間、どこか自分の中が“空っぽ”になる。
これ、昔の自分ならちょっと焦っていたと思います。
でも、今の自分はちょっと違います。
むしろ、「お、今が整理のタイミングかもな」と思えるようになりました。
エンジニアって、コードも頭の中も常に積み上げていく感覚がありますよね。
でも、積み上げ続けるばかりだと、土台がガタつくこともある。記事にしても同じで、発信し続けるには、**“一度立ち止まって棚卸しをする時間”**が必要だなと感じます。
最近は、社内のチームメンバーと“話す時間”を増やしています。
文章で外に出す代わりに、対話で内を深める。
「最近どう?」「困ってることない?」そんな何気ない会話から、自分の中に「伝えたいこと」の種が戻ってきている気がするんです。
Wantedlyの記事も、読んでくれているのは未来の仲間かもしれない。
だからこそ、“言葉が溢れてくるタイミング”を、ちゃんと待ちたい。
たくさん書いた後の静けさは、次の成長の準備運動のようなもの。
走り続けるだけが価値じゃない。立ち止まることにも価値がある。
そんな自分を信じて、もうしばらく、小休止してみようと思います。
また面白いネタが浮かんだら、この記事の続きを書くつもりです。
それまでの間は、ちょっとだけ“考える側”に戻りますね。
今読んでくださっているあなたも、もしアウトプットに少し疲れていたら。
たまには、あえて書かない。あえて動かない。そんな時間も、次への力になりますよ。