葛藤から気付きへのプロセス
職場経験からみえてくる「確からしさ」
いくつかの職場経験を通して気付いたことは
「ものごとには自分なりの“確からしさ”がある」
ということです。
新しい職場に飛び込んだ当初は
やる気に満ち溢れていたはずなのに
ふとした瞬間、
煩わしさ や おかしさを感じてしまう。
気のせいだと思っていた違和感が
次第に輪郭を帯びてくる。
企業文化のルールと「自分らしさ」との衝突
企業ごとに独自の文化やルールが存在します。
そこに違和感を覚えながらも、
「今は従うしかない」と
受け入れながら業務遂行したいくなかで
次第に以下のような葛藤が生じてきます。
・自分の“許容範囲”を超えているのでは?
・収入担保に縛られてしまい
自分を押し殺してはいないのか?
・この働き方は“未来像”から見て
本当に正しいものなのか?
こうした内面的な問いに
折り合いをつけられずに
「自分の考え方を押し通しすぎてしまった」
という選択をしてしまうことがある。
その結果、
組織との摩擦が生じてしまい
職場での“居心地の悪さ”だけが
どんどん増幅されていく。
ズレの正体は「価値観ニーズとの不一致」
居辛さの背景にあるものは
自分と組織との価値観のズレ。
「何を大切にしているのか」と
「組織が求めていること」
が微妙にずれはじめることで
自分のエネルギーが奪われていってしまう。
打開のヒントは
「思考回路の再構築」にあります。
この状態を打破するためには
単に環境を変えるだけでは足りず
自分の思考の組み立て方を
見直すことが重要です。
思考回路の組み替えとは
・業務手順思考の認識
・Q&A的な思考の癖の認識
・コミュニケーションで使う言語や
反応パターンの理解
思考経路を丁寧に把握していくことで
お客様がどんな言動や行動を好むのかが
みえてきます。
要求思考にたどりつく
このプロセスを経て
「本当は何を求めていたのか?」という、
根本的な要求思考にたどりつくことができます。
単に働きやすさを求めるのではなく
・意味のある行動につなげたい
・納得感のある判断を重ねていきたい
葛藤は自分を知るためのプロセス
企業文化との違和感や摩擦、居心地の悪さなど、
それらはすべて
「自分がどうありたいのか?」
を見直すサインでもあります。
もし今、
あなたが職場のなかで
どこかしっくりこない感覚を
抱えているようでしたら
自分の思考パターンや
価値観のズレを見つめなおしてみてください。
その先にこそ
本当の意味で
“自分らしく働ける道”が
見えてくるのかもしれません。