株式会社日本オーエー研究所 / 経営企画室 主任
「毎日笑顔じゃなくても毎日安心できる社会」をソフトウェアエンジニアリングを通して実現したい
アパレル企業ECサイトの追加開発/運用保守
システムというものはいつかEOS/L(エンドオブサポート/ライフ)を迎えます。 システムで使用しているOSやRDBMSなどに新しいバージョンがリリースされ、古いバージョンはいつかサポートが切れてしまいます。 そうすると「マイグレーション対応」とも呼ばれる、サポートが切れてしまったシステムを新しいものに切り替える作業が必要になります。 新しいものに切りかえる作業は、通常とても大変なことです。仕様が大きく変わってしまい、以前と同じ書き方で書かれたソースコードが同じ動きをしなかったり、場合によっては機能が廃止されてしまったり、新しく増えた機能が邪魔をして挙動が変わってしまったり……。そうならないように、事前にくわしく仕様を調べ、もしかしたらソースコードを書き換えなければならなくなるかもしれませんし、本当に動いてくれるよね? という確認をきびしく行う必要があるのです。 アップデート先のバージョンのリリースノートをよく読み、理解し、ありとあらゆる既存の機能を変更したり、試験したりするには、そのアプリケーションに精通していなければなりません。私が体験したのはMySQLのメジャー・マイナーバージョンのマイグレーション対応で、アプリケーション側の有識者として参画しました。