人材紹介の仕事をしながら「仕事の意味」を考えた
今朝、日経新聞の「超知能」特集を読みました。
普段からSF作品が好きでよく読むのですが、久しぶりにフィクションではなく現実の話として考えさせられました。
哲学者ニック・ボストロム氏は、AIが人類の知能を超え、貧困や病気、争いすら解決した先の世界について考察しています。
そこで語られていたのは、「AIが仕事を奪うか」というよくある議論ではありませんでした。
むしろ、
「人間は何のために生きるのか」
という、もっと根源的な問いです。
この記事を読みながら、ここ2年ほどの自分自身の変化を思い返していました。
今の会社に入る前、AIは正直どこか遠い存在でした。
ニュースで見る最先端技術。
すごいとは思うけれど、自分の仕事とは少し距離があるもの。
そんな認識だった気がします。
ありがたいことに現職では様々なAIツールが導入され、この1〜2年で働き方は大きく変わりました。
資料作成、文章作成、情報収集。
以前より短時間でできることは確実に増えました。
そして最近は、できる限りあらゆる業務を自動化しようとしています。
ただ、その一方でふと思う瞬間があります。
「自分の価値って何なんだろう?」
人材業界では「介在価値」や「やりがい」という言葉を耳にする機会が少なくありません。
もちろん大事な考え方だと思います。
ただ最近感じるのは、我々の業界の価値が減るという話ではなく、
世の中の多くの仕事で、
"仕事をする意味"そのものが薄れていく可能性なのかもしれない、ということです。
ボストロム氏は、超知能によって欠乏や制約がなくなった世界では、人間は新たな目的や制約を自ら作り出すようになると語っています。
言い換えれば、
仕事や成長、努力そのものが人生の目的ではなくなるかもしれない。
もしそうなら、
転職することも、 昇進することも、 年収を上げることも、
人生の目的そのものではなくなるのかもしれません。
今日は少しだけポジショントーク抜きで。
仕事はもちろん大切です。
でも同じくらい、
友人との時間、 家族との時間、 夢中になれる趣味、 自分自身の学び、
そういった場所にも生きる意味を持っておきたい。
AIが発展するほど、
「どんな仕事をするか」
以上に、
「仕事以外に何を大切にしているか」
が重要になる気がしています。
※結局Geminiちゃんと会話することが趣味の私はAIに仕事を奪われる前に、 AIに趣味まで奪われ始めているのかもしれません