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ニューロリノベーション協会指導します
ニューロリノベーションのコンテンツを考える上で、再度まとめさせていただきます。
まず初めに、ジョージランドの創造性研究。
これにより、5歳児10歳児、15歳児、20歳児と創造的思考テストの点数が、当初の98%から、20歳の時に2%になっていることを考えると、誰もが天才的そして創造的な思考回路は持ってはいるが、社会で過ごしている間に、何らかの思考の習慣を受けることになる。これを環境と言い、その環境が良ければ脳の思考回路が発達し続け、大人になっても創造的な思考回路を持つが、環境が悪ければ、思考回路が創造的ではないように形成されていく。
日本の教育と類似しているところは、戦前の修身教育と戦後の教育とで、日本人の創造性が多いに変わってしまっていると言う事と重なる。
ニューロリノベーションは、その原因を明確にし、どうすればより良くなっていくかを脳科学的、心理学的に明確にしながら、今からこれからどうしていけば良いかを世の中に良いものを提供していく。
真面目に、現在怒っている結果、現象面として現れているものは、環境の変化によってもたらされているものと、人為的なものによってもたらされていると推測される。
仮に、自的なものを人の行動の結果とした場合、人が行動起こすまでのステップを明確にすべきである。
人の行動は、刺激を受け、自分事として認知し、動機を発生させ、自分の判断基準で選択し、その上で初期の行動に着手する。
大切なのは、自分事として認識する力と、判断基準と言うことになる。
自分事としての認知関心については、ミラーニューロン。他人の経験や感情を自分のものとして捉える神経細胞。関心がある事しか脳は処理しない。自分に関心があると認識したものしか脳に通さないフィルターのような役割。この辺から考えると、自分事として捉える脳細胞を回路形成をすることが、関心を高めていくことにつながる。
そして、判断選択については、その影響をもたらす要素として、感情、過去の経験や記憶、価値観や信念、社会的影響同調圧力、得られる情報の量と質、リスクとリターンの認知、状況環境によって影響与える。
また、感情、損得、快か不快か、常識や習慣、他人の評価や視線、価値観や信念、同調圧力にも判断基準は左右される。
この中で、価値観や信念、社会的影響良い意味での同調圧力が醸成されていない場合、基本的に人間は、本能や欲求、短期的快楽にその判断を流されやすい。
この辺が、会社の中できちんとした価値観やしね、会社内での同調圧力に判断基準を持っている人と、そうではない人とで明らかに差が出てくる。
同調圧力は、創造的な同情圧力が最も良く、圧迫的な同調圧力では、人は言われたことしかやらなくなる危険性もある。
私は、マズローの5段階欲求のうち自己実現欲求を持っている人の判断基準が、価値観や信念こうありたいこう行きたいと言う価値観いや信念、自分が成長できそう面白そうと言う考え、過去の経験自分に必要か乗り越えるべきものかとして捉えていく判断基準と、照らし合わせながらその人の価値観の情勢について考えていくべきだと考える。
特に、価値観や信念が醸成されていく環境を整えていく必要がある。
では、価値観や信念が醸成されるには5つの要素がある。醸成とは、ゆっくりと気温を高めていくことで改め、時間がかかるもの。
1つ目は、強い感情を伴う経験から醸成される。
2つ目は、繰り返し起こしている小成功や失敗の経験から調整される
3つ目は、影響力のある人物との出会い尊敬する人が現れたときに醸成される。
4つ目は、人生の転機や困難、逆境を経験したときに調整される。
5つ目は、文化、家庭、地域宗教等により備え影響を受け醸成されていく。
その人らしい判断基準は価値観として無意識に働く。
この内容考慮しながら、良い判断基準は、意図的に育てることができる。
1つ目は、歴史や偉人から学ぶ(過去から学ぶ。)
これは、バンデューラ社会的学習理解として、人はモデルを観察し、内面化することで行動や価値観が変わる。
2つ目は、現在の周囲にいる尊敬できる人物(現在から学ぶ)
これは、ミラーニューロンの働きとして、共感や模倣により判断する。パターンが身に付く。
3つ目は、自分自身の理想像を掲げる(未来から学ぶ)これは、マズロー、ビジョン思考として、フランクルの意味づけ理論。意味と方向を持つことで行動が変わる
この辺に着目する必要がある。
この点を踏まえ、日本の戦前教育の修身教育について考えを述べる。
修身教育は、模倣となる人物が行動を示すことで判断基準を養っていくことに役立っていた。
また、歴史偉人から学ぶと言う過去から学ぶこと、現在の生きている人たちの中でも素晴らしい人を真似ようとする、そしてそれを考え、自分も将来こうあるべきと言う未来に対する理想を掲げ、それが価値観信念となり、その人の判断基準に影響与えていたと考えられる。
戦後の教育ではその重要なポイントが失われたため、価値観や信念の醸成ができず、語りはめた同調圧力を中心とした判断や、本親要求短期的快楽に流されやすい人が育ってきていると、推測できる。
修身教育は、過去の偉人と言う情報の刺激を受けてそういった人になりたいとイメージし、自分にとっての関心事とし、そういう風になりたいと言う動機を発生させ、そうなると判断し、そのために行動していた結果、比較的優れた人が育つ傾向にあると推測される。
優れた結果を出すために必要な、行動や判断基準そして動機と言うものが生まれやすかったはず。
修身教育を受ける事で、ミラーニューロン模倣と言うことで、誰かの行動を見た、イメージしただけで、まるで自分が行ったこのように脳が反応をする。子供はそれを想像し、自分ならどうするかと言う内面的シミュレーションを繰り返し、反復することで自分の基準を醸成していった。
スキーマ理論として、判断は記憶された枠組み(スキーマ)に沿って行われる。こういう時はこうあるべきと言う模範を習うことで、判断基準を醸成していった。
道徳的発達理論(ローレンスコールド) 、前習慣的段階、習慣的段階、後習慣的段階を修身教育を受けることで養い、自分よりも公共の利益を優先する、周りのためにと言う判断基準が醸成された。
判断は、将来の自分や理想の自分との対話であり、修身教育で過去の偉人を教えてもらい、その刺激を受け、その人になりきる、その人にリンクするイメージを繰り返し、脳の全頭前夜は未来を創造し、自分を客観的に見るようになる。客観的に見た場合に、自分自身がどうあるべきかと言うことの判断力が醸成される。昔のヒーローごっこに似ている。
これまで述べてきたように、幼少期以降の学校と言う環境で何らかの影響を受けることにより、その人の価値観や信念が醸成され、判断基準が確立される。
結論的に、会社で働いている社員の人により良い判断ができるように育成するには、
会社の夢やビジョンを掲げ、そこに至るための計画を明確にし、そこに必要な人物の人材基準を明確にし、社員一人ひとりがそこで活躍していることを社員の人に刺激を与え、自分の事として関心を持ってもらい、同期を発生させ、行動をする判断をとっていってもらうこと。
働いてる社員自身にも、夢やビジョンを掲げさせ、それを実現させる人生計画を立て、その人生計画を実現させるために必要な個人としての人材基準を作成し、それを実現していることをイメージさせ、自分事とさせていくこと。
会社のビジョンと、個人のビジョン、ダブルビジョンを立て、必要な計画や人材基準を作り、その人材基準を満たす研修を行っていく中で、より良い判断基準を持った社員の人たちが育ち、会社を成長させていくことになる。
仮に会社を大きく創造的にさせたいのならば、社員の人たちに示す未来像や人材基準を上手に活用し、同調圧力を有効に活用しつつ、社員一人ひとりの夢やビジョン、会社の仕事を通じて実現させていくと言うことをイメージさせ、その人の価値観や信念を調整し、判断基準を上げていくことで、それが可能になる。
この考えをもとに、具体的に何を行い、脳にどのような作用があるかを明確にし、それを世に広げていくのがニューロリノベーションとなる。