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小岩井悠太の注意喚起!頭金ゼロでも始められる?不動産投資ローンの仕組み

Photo by Maria Ziegler on Unsplash

こんにちは。不動産営業歴5年、現役プレイヤーの小岩井悠太です。
日々、多くのお客様から「不動産投資って頭金ゼロでも始められますか?」というご相談をいただきます。今回は、そんな疑問にお応えしながら、不動産投資ローンの仕組みと注意点をわかりやすくお伝えします。

小岩井悠太が解説!不動産投資ローンと住宅ローンとの違い

不動産投資を行う際、ほとんどの方が利用するのが「不動産投資ローン」です。これは、投資用のマンションやアパート、一棟物件などを購入するために金融機関から借りるローンで、住宅ローンとはまったく性質が異なります。

住宅ローンは自分や家族が住む家を対象としたもので、比較的金利も低く、国の支援制度も活用できます。一方、不動産投資ローンはあくまで収益を目的とする事業ローンであり、金利はやや高め。審査も、借入者の属性に加えて「物件の収益性」や「将来の運用プラン」など、より多面的に見られるのが特徴です。

フルローン・オーバーローンとは?頭金ゼロでも可能なケース

最近では「フルローン」「オーバーローン」という言葉を耳にする機会が増えました。フルローンとは、物件価格の全額を金融機関から借り入れることを指します。オーバーローンはさらにその上で、登記費用や仲介手数料、リフォーム費用などの諸経費まで含めた融資のことを意味します。

実際に頭金ゼロでもスタートできるケースはありますが、誰でも可能というわけではありません。金融機関の審査では、年収や勤続年数、勤務先の規模といった「属性」に加えて、購入予定の物件の立地や利回り、将来的な売却価値なども精査されます。

僕の経験では、年収600万円以上・上場企業勤務・既婚者など、一定の信用力がある方はフルローンの通過率が高い印象です。

小岩井悠太の注意喚起!頭金ゼロの不動産投資に潜むリスク

頭金を一切出さずに不動産投資を始めるのは、リスクも伴います。最も大きなリスクは「キャッシュフローの悪化」です。ローン返済額が大きくなる分、家賃収入との差額が少なくなり、空室や修繕が発生した際に持ち出しになる可能性もあります。

また、金利上昇リスクも軽視できません。変動金利で契約した場合、将来的に返済額が増えるリスクがあるため、予備資金を確保しておく必要があります。

さらに、購入後の売却時に物件価格が下落し、ローン残債を上回ってしまうと、自己資金を補填しなければならない事態も起こり得ます。

審査に通るための準備と心構え

不動産投資ローンの審査は、単に「年収が高ければ通る」というものではありません。金融機関は「この人が長期的にローンを返済していけるかどうか」を総合的に判断します。

したがって、信用情報に傷がないか、クレジットカードの返済遅延がないかなど、自分の信用を今一度見直すことが大切です。

また、審査の際には「自己資金はゼロでも、預貯金や資産がある」という姿勢もプラスに働きます。

実際、頭金を出さずとも「金融資産を温存しておきたい」という理由でフルローンを選ぶ方も多く、金融機関に対しては「資金計画に余裕がある」と見せることがカギとなります。

頭金ゼロで始めるなら、最低限の備えは必須

たとえフルローンであっても、全くの貯金ゼロではスタートすべきではありません。突発的なトラブルや、家賃収入の減少が発生した場合に備えて、最低でも数十万円〜100万円程度のキャッシュを持っておくことをおすすめします。

また、初めての投資なら、管理会社選びや物件の修繕計画、入居者対応までトータルでサポートしてくれるパートナー選びも重要です。物件の選定も「安い=良い物件」ではなく、「安定した運用が見込めるか」を基準に考えるべきです。

まとめ:頭金ゼロでも成功は可能、ただし準備と知識が必須

不動産投資は、頭金ゼロでもスタートできる時代です。しかし、だからこそ「何も考えずに始めると痛い目を見る」というのもまた事実。大切なのは、しっかりと仕組みを理解し、リスクを見極め、堅実な資金計画を立てることです。

これから不動産投資を始めたい方は、無理なく、かつ戦略的に資産形成を目指す姿勢が求められます。

小岩井悠太も、微力ながら、実際に多くのお客様の「頭金ゼロからの第一歩」をサポートしてきました。興味のある方は、まずは情報収集から始めてみてください。

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