20代で転職を考えるときに大切にしたい3つの視点
株式会社Z-ONE代表取締役の金現珍(キムヒョンジン)は、月に1回の頻度で20代を中心としたゼット世代に向けたキャリアデザイン講演会を開催しています。
近年、20代で転職を考える人は珍しくありません。
しかし「なんとなく合わないから」という理由だけで動くと、後悔してしまうケースもあります。
キャリアを考える上で重要なのは、「転職=ゴール」ではなく「キャリアの一部」と捉えることです。
今回は、キャリアデザイン講演会でも人気のテーマの一つである、20代で転職を考える際に意識したい3つの視点をご紹介します。
1. 転職理由を言語化する
「今の仕事に不満がある」という気持ちは、裏を返せば「こういう働き方が理想だ」という想いの表れでもあります。
まずは不満に感じていることを言語化してみましょう。
そして、それを反転させたときに浮かび上がる「求めている条件」や「理想像」が、次のステップを考えるヒントになります。
曖昧なままでは、次の職場でも同じ悩みを繰り返してしまうかもしれません。
2. 自分の得意分野と伸ばせることを整理する
自己理解を深めることで、応募先とのミスマッチを減らすことができます。
たとえば、自己診断ツールを使って自分の傾向を知るのも有効です。
そこから「自分の取扱説明書」を作ってみると、思わぬ強みに気づくこともあります。
転職活動は「企業に合わせにいく」場でもありますが、同時に「自分をどう活かせるか」を整理しておくことが大切です。
3. 生活基盤も含めて現実的に考える
給与や勤務地などの条件は、やはり無視できません。
また、最近は「プライベートと両立できるか」を重視する人も増えています。
「仕事だけでなく、自分の生活全体をどうデザインしたいのか」という視点で考えてみると、判断基準が明確になります。
まとめ
転職は人生を大きく左右する選択肢のひとつです。
- 転職理由を言語化する
- 自分の強みを整理する
- 生活基盤を含めて現実的に考える
この3つを意識して準備していくことで、より納得感のあるキャリア選択につながります。
今回は「20代の転職」をテーマにしましたが、実は年代を問わず役立つ考え方です。
これからのキャリアを考える際の参考になれば幸いです。