ニャーンボタン
私はたまにTwitterで「ニャーン」と書きたくなるときがあります。詳しいことは説明しづらいけどいたたまれない気持ちになってどこかに書き残したいときに出る、あの気持ちです。私はその時に「ニャーン」とTwitterに書くときがあります。
しかし、よくよく考えてみればこれは手間です。
- いたたまれない気持ちになる
- スマホを取り出す
- Twitterを開く
- ニャーンと書く
- ツイートボタンをタップする。
これは手間ですね。私はニャーンと書きたいだけなのにこれだけのことをしているのは面倒くさいです。う〜ん、なんとかならないでしょうか?なんとかなります!
SORACOM LTE-M Buttonというのがあります。少し前にAmazon Dashボタンが話題になりましたが、あれとは違います。ボタンを押してもコーラなどは届きません。その代わり、このボタンはWi-FiではなくてLTEに繋がります。
そう、LTEに繋がるのです!どこでも使えます!素晴らしい!!すごい!!!
中にeSIM(チップ状のSIMカード)が組み込まれているので特に深い設定をすることなく、電池を入れるだけで動かすことができます。
動作の挙動はAWSのLambdaで制御できます。Lambdaというのは、AWSでシンプルに動かせるコード実行環境です。サーバレスアーキテクチャとも言われますね。ここにコードを入れることで好き勝手動かすことができるわけです。
...さて。
ここまで整えばやることは確定ですね。「ニャーン」とツイートできるボタンを作りましょう。
私は適当にNode.jsで記述しました。Twitter用のライブラリを使ったので、コーディングにはあまり時間はかかりませんでした。
var Twitter = require('twitter');
var client = new Twitter({
consumer_key: '*****************',
consumer_secret: '*****************',
access_token_key: '*****************',
access_token_secret: '*****************'
});
const defaultMessage={
"SINGLE": "Single Click",
"DOUBLE": "Double Click",
"LONG": "Long Click"
}
exports.handler = function(event, context) {
client.post('statuses/update', {status: "ニャーン!"}, function(error, tweet, response){
if(error) return context.fail('失敗');
});
};
適当にこれぐらい書くだけで完了です。実際コピペしても動きます。
これによって、私が「ニャーン」と書くステップは以下のようになりました。
- いたたまれない気持ちになる
- ポケットの中からボタンを押す
なんとこれだけです。仕事効率化ですね。
私はこのように、日々の物事をソフトウェアやハードウェアの力を使って解決するのが好きです。「話を聞きたい!」とかであれば、ぜひぜひ!という感じなので何卒よろしくお願いします。