最近の悩み
建設業界に飛び込んで数年が経ち、現場の最前線で日々奮闘しています。
施工管理技士として働いていると、達成感ややりがいを感じる瞬間も多いですが、その反面、悩みや不安もつきません。今日はそんな施工管理技士としての仕事の悩みについて、率直にお話ししたいと思います。
長時間労働とプライベートの両立
まず、施工管理技士の悩みといえば、やはり長時間労働です。現場が動き出せば、朝早くから夜遅くまで働くことも珍しくありません。工期に追われるプレッシャーや現場の急なトラブルがあると、時間通りに帰れることは稀です。友人と遊ぶ約束を断ったり、趣味の時間が取れなかったりと、プライベートを犠牲にすることも多く、正直、これでいいのかと悩むこともあります。
世間では働き方改革が進んでいるものの、建設業界はまだまだ厳しい現状があります。残業や休日出勤が当たり前になってしまっている環境をどう変えていくのか、自分自身も考えながら働いているところです。
人間関係の難しさ
施工管理技士は、職人さんや現場監督、クライアントとの間に立つ調整役です。立場上、さまざまな年代や考え方を持つ人たちとコミュニケーションを取る必要があり、その調整が難しいことも多々あります。
例えば、年上のベテラン職人さんに指示を出すときは、こちらが若手である分、どうしても気を使います。また、工程や品質のことを伝える際に、職人さんのプライドを傷つけてしまわないかと気を揉むこともあります。一方で、クライアントや上司からの要求も厳しく、現場と事務所の板挟みになることが少なくありません。
この人間関係の調整は本当に難しく、精神的な疲れを感じる大きな原因でもあります。それでも少しずつ信頼関係を築いて、うまく現場を回せたときは、自分の成長を感じられる瞬間でもあります。
責任の重さとプレッシャー
施工管理技士の仕事は、現場の進捗、安全、品質、コスト管理など多岐にわたります。ひとつミスをすれば、工事の遅れや追加費用の発生、さらには事故につながる可能性もあるため、常に気を張っています。
特に20代の若手のうちは経験が浅いため、責任の重圧に押しつぶされそうになることもあります。「本当に自分で大丈夫なのか?」と不安になることも多いです。それでも、自分が携わった現場が完成し、無事に引き渡しが終わったときの達成感は何物にも代えがたいものです。
将来へのキャリア不安
建設業界は職人不足や技術者不足が深刻化しており、今後の業界の行く末に不安を感じることがあります。また、施工管理技士としてキャリアを積んでいく中で、「自分はこのままでいいのか?」と考えることも増えました。
このまま現場一筋で経験を積んでいくのか、それとも資格を活かして別の分野にチャレンジするのか、将来のビジョンを明確にできていない自分がいます。20代の今だからこそ、もっと自分の将来について真剣に考えていかなければと思っています。
最後に
施工管理技士の仕事は大変なことが多いですが、その分やりがいや達成感も大きい仕事です。現場が一つひとつ完成していく様子を見ると、自分の努力が形になって残ることに誇りを感じます。
同じように悩みながら働いている20代の仲間も多いと思います。お互いに切磋琢磨しながら、少しずつでも自分の理想の働き方を見つけていけたらいいですね。
これからも現場での経験を積み重ね、施工管理技士として一人前になれるよう頑張っていこうと思います。