服飾学校を中退したあと、ブランド「mister it.」のアトリエに入り、デザインやスタイリング、展示会運営など、ブランドの現場を横断的に経験しました。
パリでの展示会にも参加し、「ファッションを世界に届ける」という感覚を初めてリアルに掴んだ時期でもありました。
ただ、その後コロナの影響でパリ移住や次のキャリアの話が白紙になり、一度ファッションから距離を置くことになります。
いわゆる燃え尽きに近い状態でした。
それでも時間が経つ中で、自分が惹かれるものを改めて見つめ直したとき、やっぱりファッションとカルチャーの関係性に強く興味があると気づきました。
単に服を作るだけではなく、「どう見せるか」「どんな文脈で届けるか」によって、人の感じ方や熱量が変わる。
その部分に自分は一番面白さを感じていると分かりました。
現在は、自身のブランド「Filous」を立ち上げ、スタイリングやPRを通じて、ブランドやプロダクトの“見え方”を設計することに取り組んでいます。
服単体ではなく、カルチャーの中でどう位置づけられるかを考え、「欲しくなる理由」をつくること。
それが自分にとってのファッションの面白さであり、これからも向き合い続けたい領域です。