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キャリア相談を受けるなかで思うこと。女性こそ経営者になったほうがいい理由とは?

こんにちは、矢内綾乃です。

わたしはこれまでに、エンジニアフリーランスを中心に、延べ80人以上のキャリア支援をサポートしてきました。
独立を目指す方向けにもサポートを行い、段階的かつ体系的な独立支援制度により5店舗が独立、約40名が法人化しました。

わたしは、自分自身が先輩経営者から学んできたこと、実践してきた経験を分かち合うことで、こうした実績を作ってこられたと思います。
会社員から独立してきた過程でお世話になった先輩経営者の方々には、とても感謝しています。

こうしたキャリア支援の実績もあってか、今後のキャリアについて悩む方から相談を受けることがよくあります。今回はそのキャリア相談を受けるなかで思うことについてお話していきます。


「キャリア」の捉え方

キャリア相談を受けるなかでわたしが思うのは、

どんな仕事が向いているのでしょうか?
どんな分野のスキルを身につけたらいいのでしょうか?

というような、技術、知識、スキルや資格などにフォーカスしたような相談が多いように感じます。

「キャリア」というと、職務経歴、身につけてきた知識や技能、資格などをイメージする方が多いかもしれません。しかし近年では、「キャリア」という言葉は、仕事・転職・プライベート・恋愛・家族・老後など、さらには「生き方」という意味合いも強くなってきています。

一言に「キャリア」といっても、幅広い要素で捉え、人生を俯瞰しながら考えていくほうがよいとわたしは思います。

どうなりたいかからの選択と、見識を広げること

大事なのは、「自分の人生のビジョン、どうなりたいかから選択していくこと」だと思います。

わたし自身、社会人3年目のときに、この「どうなりたいか」をすごく考えました。
自分が「いいな」と思うような生き方をしている人に会って話をしたり、見識を広げながら、理想の人生とはなにかを紙に書き出したりしました。

いくらくらいの年収がほしいのか?それはなぜなのか?
どんな価値観で仕事をしていたいか?
平日は終電近くまで会社が忙しくても、土日の休みさえあれば満足?
24時間を自分で管理下に置いてる方がいいのか?
プライベートはどうでしょう?恋人、婚約相手さえいればよいのか?
人生を共にしたいくらいの信頼できる仲間がもっといるほうがいいのか?
体の健康状態については、どんな状態が理想か?

こうして考えた末にわたしは、理想の人生を実現するために、経営者という道を選びました。

女性こそ経営者になったほうがいい理由

わたしが女性であることもあり、女性からのキャリア相談も多いです。
やはりテーマになることが多いのは、「仕事と家庭の両立」についてです。

会社員の世界は、働いた時間に対してお金が支払われる「労働対価報酬」の世界です。
多くの女性は、出産や育児によって物理的に仕事から離れる時間が発生します。
必然的に、女性の仕事にかける時間が、同期の男性社員よりも短くなります。

そのため、働いた時間が努力のものさしである会社員の世界では、女性が仕事と家庭をどちらも頑張っていても、周囲の人からの印象は「男性ほどは仕事をしていない」となりがちです。
構造上、女性がとても出世しづらい世界だと思います。

一方で、経営者の世界は「完全成果報酬」の世界です。
かけている時間は関係なく、成果になっていれば報酬が発生する世界です。

わたしは、仕組みに出資し、仕組みを作り、組織づくりや人材の育成を学び、実践するといったような努力を先にすることで、自分が物理的にずっとその場にいなくても仕事がまわり、報酬が発生するような基盤を作ってきました。
そして「経営者として世に通用するような自分」を作り上げる努力をしてきました。

その結果、会社員のときよりも自分の自由に使える時間を作りやすくなり、家族との時間も大事にしつつ、仕事にも打ち込めるようになってきました。

女性が、女性ならではのライフイベントも大事にしつつ、社会でも活躍する状態を作りだすためにも、働く属性を変えて経営者になるほうがいいと、わたしは思います。

最後に

今回の話は経営者の道が正解だと言いたいわけではありません。
大事なのは、1回きりの自分の人生のことなので、妥協のない選択をすることです。

ぜひ理想を描き、それを実現するためには?というところから、キャリア(=生き方)の選択をすることをおすすめします。その決断の判断材料となる正確な情報も、自分で主体的に取っていきましょう。ある道について知りたければ、その道のプロ(その仕事で食べている人)から情報をとるのが一番でしょう。

みなさんの理想の人生の実現に、お役に立てれば幸いです。

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