Matthew Lee

日本の優れた地域活性化政策に興味を持ち、現地に直接行ってみたいという思いが留学の動機となった。韓国の首都ソウル出身の私は、すべてが備わっている都市の便利な環境が当然であると思った。しかし、社会に関する科目を勉強していた高校時代の私は、地方出身である父の故郷を訪れたことをきっかけに、地域間格差を深刻な問題として認識し始めた。当時、海外ニュースで接した日本の活発な地域活性化活動また隣国に対する好奇心で日本に興味を持った。 　私は何かを学ぶ際、周辺環境を備えることが最も重要であると思う。従って、日常生活で地域経済により近く接することができる地方の大学へ進学を希望し、鳥取に辿り着いた。韓国人が私しかいない環境日本での生活に深く馴染む機会となった。また、日本だけでなく中国、台湾、ベトナム、インドネシアなど様々な出身の留学生と交流ができた。 現在は、近所の大学である鳥取大学大学院でソフトウェアを研究している日本の友人と5年間持続的な交流をしており、鳥取をもっと楽しく住みやすい地域にするために、IOTプログラムを共に開発している。日本留学を終えた後は、直接的に社会貢献している有望なスタートアップ企業に入社したい。社会経験を積み、事業の基盤を学んだ後、世代を超えた交流ができる事業また、地域間格差を縮める事業を立ち上げることを目標としている。 私がこのような計画や仲間ができた背景には地方での生活の影響が大きい。慣れていた便利なシステムから自分の意思で離れ、様々な経験や人と交わることができた。そして鳥取で自分自身を振り返ってみて、将来どのような人生を生きていきたいのか明らかにした。私が経験した留学生活を基に、他の学生及び地域住民に貢献する活発な交流活動も展開し、社会に寄与する人材になるために努力していきたい。