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北海道とカナダと私

北海道・札幌在住の日英ブロガー兼ライター、伊藤慎一と申します。就学前に4-5年ほどドイツで生活し、少年時代は東京(3年)・埼玉(8年)・茨城(1年)で育ちました。中学の頃に北海道に関心を持ち、2000年に高校卒業と同時に北海道・札幌へ移住。その後現在まで、札幌で22年間過ごしています。

北海道は私を変えてくれました。その理由は3つあります。

まず、発達障害である事に「早く気づけた事」です。2004年、20代前半にアスペルガーと診断された後、一時的な生活困窮から救ってくださり、人との接し方を福祉の支援者・当事者から教えて頂きました。結果、2008年のホテル就職後は「周囲に溶け込む事」ができました。

2つ目は、「その強みをどう活かすか」考えることが自らできた事です。物心ついた頃から、高速道路や鉄道など、交通インフラに強い関心を持ち、一時は高速道路のインターや鉄道の駅を通して、日本のマイナーな地名まで暗記していました。その「強み」をただ知識としてだけ活かすのではなく、「人にどう伝えるか」は20代の頃から課題としていました。結果、旅行好きが高じて国内旅行業務取扱管理者の資格を取る事ができました。

3つ目は「活かした知識をどう外部に伝えるか」を成長させました。きっかけはブログを始めたこと、そして英語との出会いです。ブログを始めたのは2006年。発達障害の強みをブログで発信したいと思ったのがきっかけでした。その中で国内旅行業務取扱管理者の資格を取った後、総合に挑戦しようと思った時に「英語の壁」と出会いました。これがきっかけで英語の勉強を始め、就職先のホテルでも勉強を重ね、現在に至っています。

カナダに関心を持ち始めたのが、ホテル在職中の2013年。「英語の可能性を大きく感じた」ことです。10日間の有休を使って、カナダのトロントに単独で滞在旅行をしました。カナダと北海道が非常に似ている事に強い印象を受けました。

理由は3つあります。1つ目は気候が似ていることです。北海道・カナダともに冬は氷点下10℃を下回る街が多いです。2つ目は、札幌やトロントは国際都市としても似ており、地下街の発達、地下鉄が3本とシンプルなところがよく似ていることです。3つ目は歴史も非常に似ている事です。2017年にカナダが建国150周年、北海道も翌年の2018年に命名150年を迎えています。

カナダと北海道の魅力に可能性を感じ、英語を勉強する中でIELTSと出会いました。英語の勉強をしていく中で、英作文が非常によくできており、結論⇨理由→肉付けと、シンプルで分かりやすいことに感銘を受けました。私がTOEICからIELTSに勉強を変更したのはこのためです。

私が2018.11〜2022.9 の3年半、WordPressで書いていたブログ「ASD IELTS」は、IELTSのフォーマットに沿って書いていました。結論⇨理由→肉付けという、英語の語順で書く事によって、相手に分かりやすく伝える方法を学んでいます。