キャリアを変えたのではなく、“私の人生を選び直した”話
整えることは、愛だと思っています。
履歴書だけ見ると、「なんで仕事を変えてるの?」と思われるかもしれません。
それは、私にとって、それは“迷い”じゃなく、“選び直し”の連続でした。
◆ 自分の軸を取り戻すまでの数年間
私はずっと、“責任感強めな優等生”として働いてきました。
急成長した大企業での給与計算や労務業務など、月次ごとのルーティン業務を組織変化や人員の出入りが多い環境で行ってきました。
その中で「もっとこうしたらいいのに」という“整えたい欲”が止まらなかった。
ただ言われた通りにこなすのではなく、
チェック体制の見直しや、業務マニュアルの整備などの仕組みをつくり、関わる人に誠実に向き合ってきました。
でもある時ふと気づきました。
私は、“誰かに言われた正解”ばかり追っていたのかもしれない。
子育てや暮らし、時間の使い方、そして「どう働きたいか」という生き方そのものに、
少しずつ“自分の感覚”で向き合うようになってきました。
◎ 私が取り組んできたこと
・業務を見える化し、チェックリストを仕組み化
・属人化した仕事を再現可能に整える
・月次業務をまわしながら、抜け漏れを言語化してリスクヘッジ
・“誰がやっても同じ質で完了できる”設計
・周囲のやりやすさ・強みも尊重しながら、土台をつくる
私は“仕組みを整えること”が得意ですが、それは外的なことで、
その裏には、
「人の内面に目を向ける力」を持っていることに気づけました。
・メンバーの得意・苦手をさりげなく見つけて配置を工夫する
・「どうすればその人が気持ちよく働けるか?」を探って、任せ方を調整する
・チームの空気や関係性の詰まりにも自然と気づく
業務の流れだけでなく、人が“その人らしく”働ける状態を整える。
それが、私の“整える仕事”の本質だと気づきました。
◆「人を知ること」との向き合い方
育休復帰後にはキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、
1on1のキャリア支援や、子育てコミュニティの運営、イベントのファシリテーターなどにも挑戦してきました。
現場で人と関わる中で、
「その人の内面に触れ、可能性を一緒に探る」ことの楽しさと深さを実感。
今も「言葉を整える」実践を通じて、自分の感性や視点を磨き続けています。
◆ そして今、「これから」へのワクワク感
「私はどう在りたいか」
「どんな未来を、一緒につくりたいか」
私は、
「仕組みを整え、人を活かし、チームを支える」という仕事がしたい。
ただのプレイヤーでもなく、マネジメントの役割も含め、全体を俯瞰して、“支える側から可能性を引き出す人”として、これからも進んでいきます。
◆もし、今あなたの会社やチームが…
「なんか業務が属人化してるな」
「ミスが多くて再現性がない」
「人の善意と根性だけでまわってる…?」
そんな状態に少しでもモヤモヤしていたら、
私の“整える力”は、きっとチームの底力になります。
誰かの負担を減らしながら、
本来の力が発揮できる“しくみ”と“空気”を、一緒につくっていきませんか?