社会人1年目。
「とにかく失敗しないようにしよう」
「まずは仕事を覚えてから挑戦しよう」
そう考える人も多いかもしれません。
しかし、私たちSFIDA Xがこれまで若手社員を見てきて感じるのは、成長する人ほど、最初から完璧だったわけではないということです。
むしろ、
分からなくても動く。
失敗したら修正する。
教えてもらったことをすぐ実践する。
そして、また挑戦する。
そんなシンプルな行動を繰り返しています。
今回取り上げるのは、岩瀬大輔さんの著書『入社1年目の教科書』。
2011年に出版された本ですが、そこで語られている仕事の原理原則は、働き方が大きく変化した今だからこそ、改めて考える価値があるように思います。
入社1年目で最も大切なのは「信頼」
『入社1年目の教科書』では、仕事における大切な原則として、
頼まれた仕事をやりきること。
完成度にこだわりすぎず、早い段階でアウトプットすること。
どんな仕事にも意味を見つけること。
という考え方が示されています。
これらに共通しているのは、社会人としてまず**「信頼される人になる」**ということです。著者も、入社直後は周囲からすると「まだ仕事ができるか分からない存在」であり、一つひとつの仕事を通じて信頼をつくっていくことが重要だと説明しています。
大きな成果を出す前に、
期限を守る。
約束を守る。
依頼されたことを途中で投げ出さない。
分からないことをそのままにしない。
こうした当たり前の積み重ねが、「次もこの人に任せてみよう」という信頼につながります。
そして、仕事を任される回数が増えれば、経験値も増える。
経験値が増えれば、成長速度も上がる。
1年目から活躍する人は、この循環を早くつくっています。
「50点で早く出す」は、雑に仕事をするという意味ではない
私たちが特にSFIDA Xの考え方と近いと感じるのが、早い段階でアウトプットするという考え方です。
SFIDA Xには、**「SPEED FIRST」**という大切にしている考えがあります。
ただし、これは「適当に仕事を終わらせればいい」という意味ではありません。
経験の少ない段階で一人だけで100点を目指すよりも、
まず自分なりの答えを出す。
先輩や上司に見てもらう。
フィードバックを受ける。
修正して、もう一度出す。
このサイクルを速く回した方が、結果として100点に近づくスピードが速くなる。
ダイヤモンド社の2026年の解説でも、早い段階で提出する考え方の背景には、上司や先輩から早く・頻繁にフィードバックを受け、周囲の力も活用しながら仕事を進める意味があると説明されています。
SFIDA Xで成長している若手にも、この姿勢は共通しています。
Z世代だからこそ、「知っている」と「できる」を分ける
今の新入社員を取り巻く環境は、2011年とは大きく違います。
LINEやチャットツールが当たり前になり、必要な情報はスマートフォンですぐに検索できます。
さらに現在では、生成AIを活用すれば、分からない言葉を調べたり、アイデアを整理したりすることもできます。
実際、『入社1年目の教科書 ワークブック』でも、原著刊行後に登場したLINEなどのツールや変化した価値観を踏まえ、内容がアップデートされています。
便利な時代になったからこそ、差が生まれるのは「知識量」だけではありません。
知ったことを、実際に行動へ移せるか。
ここが重要です。
仕事術の動画を見る。
SNSでキャリアについて調べる。
AIに仕事の進め方を聞く。
それだけでは、仕事ができるようになったとは言えません。
今日学んだことを明日の仕事で試してみる。
フィードバックされたことを次の商談で変えてみる。
失敗した理由を振り返り、もう一度挑戦する。
つまり、
インプット → 行動 → フィードバック → 改善
までやって初めて、学びが自分の力になります。
社会人の学びは、知識を増やすことがゴールではなく、仕事のアウトプットを変えることにつながってこそ意味があります。
最初から「自分に向いている仕事」だけを探さない
1年目は、希望していた仕事だけができるとは限りません。
地道な作業もあれば、
「これって何の役に立つんだろう?」
と思う仕事もあるでしょう。
そんなときに大切なのは、仕事を与えられたまま受け取るのではなく、
「なぜ、この仕事が必要なのか?」
と考えることです。
目の前の仕事が、
お客様にどうつながっているのか。
チームにどう役立っているのか。
自分の成長に何を与えてくれるのか。
目的が見えると、同じ仕事でも得られる経験は変わります。
これは、『入社1年目の教科書』が「仕事のハウツー」ではなく、仕事への心構えや原理原則を扱っている理由とも重なります。ダイヤモンド社も、この書籍が単なるマナー本ではなく、新人が信頼を得て活躍するための心構えや行動指針を扱った本だと説明しています。
SFIDA Xで成長する人に必要なこと
SFIDA Xでは、若いから大きな仕事を任せない、とは考えていません。
むしろ、
挑戦したい人には、挑戦できる機会を。
そして、行動した人には次のチャンスを。
そんな環境をつくっていきたいと考えています。
ただ、チャンスがあることと、成長できることは同じではありません。
成長するためには、
まず行動する。
任されたことをやりきる。
分からなければ聞く。
フィードバックを素直に受け取る。
失敗したら原因を考える。
そして、すぐ次の行動に移す。
この繰り返しが必要です。
どれも特別な能力ではありません。
だからこそ、1年目からできます。
1年目は、「評価される1年」ではなく「土台をつくる1年」
社会人1年目で、完成されたビジネスパーソンになる必要はありません。
むしろ、分からないことがあるのが当たり前です。
大切なのは、分からないことを恥ずかしがることではなく、
昨日できなかったことを、今日一つできるようにすること。
その積み重ねだと私たちは考えています。
働き方も、コミュニケーションツールも、価値観も変わります。
それでも、
約束を守る。
相手の期待に応える。
早く動く。
学んだことを実践する。
失敗から学ぶ。
こうした「信頼され、成長する人」の本質は、大きく変わらないのかもしれません。
最初から100点でなくていい。
50点からでも動き出し、フィードバックを受けながら100点に近づいていく。
そのスピードを誰よりも速くする。
SFIDA Xは、そんな1年目を過ごしたい人にとって、挑戦できる場所でありたいと考えています。
あなたは、社会人1年目をどんな1年にしたいですか?
その思いをぜひカジュアルに聞かせてください!