AIエージェントで業務時間を大幅削減!Difyで始めるノーコードAI開発入門
目次
DifyであなただけのAIエージェントを構築
Difyの主な特徴
具体的な事例
【事例1】請求書処理を完全自動化!AI-OCRエージェント
【事例2】24時間働く社内ヘルプデスク!AIチャットボット
【事例3】問い合わせフォーム自動応答・通知システム
Dify導入のポイント・注意点
まとめ
AIによる業務改革、はじめの一歩を踏み出しませんか?
この記事では、プログラミングの専門知識がなくても、ノーコード・ローコードAIプラットフォーム「Dify」を使って、上記のような定型業務を自動化する「AIエージェント」を構築する方法を、具体的な事例と共に解説します。
最後まで読めば、あなたの会社の業務時間を大幅に削減し、生産性を飛躍的に向上させるための具体的な第一歩を踏み出せるはずです。
DifyであなただけのAIエージェントを構築
そこで登場するのが、オープンソースのAI開発・運用プラットフォーム「Dify」です。
Difyを使えば、まるでレゴブロックを組み合わせるように、直感的な操作で自社専用のAIエージェントやAIチャットボットを開発できます。
※実際のワークフロー
Difyの主な特徴
- ノーコード/ローコード: プログラミング不要で、画面上の操作だけでAIアプリを構築できます。
- ナレッジベース: 自社のマニュアルやドキュメント(PDF, TXT, Markdown等)をアップロードするだけで、AIがその内容を学習します。
- 柔軟な連携: APIを通じて、スプレッドシートや社内システム、各種SaaSとの連携が容易です。
- 高いカスタマイズ性: プロンプトやワークフローを自由に設計し、業務に最適化されたAIエージェントを作成できます。
具体的な事例
【事例1】請求書処理を完全自動化!AI-OCRエージェント
紙やPDFで届く請求書の内容を、AIが自動で読み取り、会計システムやスプレッドシートに転記するエージェントを構築します。
解決できる課題
- 毎月大量の請求書を手作業でデータ化している。
- 入力ミスが発生し、修正に時間がかかる。
Difyによる解決フロー
- iPaaSツールや自社システムからDifyにアクセス: システムへのアップロードや、Googleドライブへのファイル配置などをトリガーにDifyAPIを実行
- ワークフロー起動: Difyのワークフローが起動
- ファイルアップロードと実行: APIでリクエストされた請求書ファイル(PDF, PNG, JPG等)を、AIが内容を解析し、構造化データ(JSON)を出力します。
- システム連携 : MakeやZapierといったiPaaS(Integration Platform as a Service)ツールや自社システムに連携させます。Difyが抽出したJSONデータを各システムAPIを実行することで自動でデータが登録される仕組みを構築します。
【事例2】24時間働く社内ヘルプデスク!AIチャットボット
社内規則や業務マニュアルに関する質問に、24時間365日自動で回答するチャットボットを構築します。
解決できる課題
- 同じような質問への対応にかかる人的コストの削減
- 質問に対する返答の待機時間の短縮
Difyによる解決フロー
- ナレッジベースの作成: Difyに「ナレッジ」を作成し、就業規則、経費精算マニュアル、IT利用ガイドラインなどのドキュメント(PDF, Word, テキストファイル等)をアップロードします。
- チャットアプリの作成: Difyで「チャット」タイプのアプリケーションを作成します。
- ナレッジベースから知識検索: 入力された質問の回答をナレッジから検索し出力します。
弊社HPにサンプルを実装していますのでお試しいただけます。
【事例3】問い合わせフォーム自動応答・通知システム
Webサイトの問い合わせフォームと連携し、一次対応の自動化と担当者への即時通知を実現します。
解決できる課題
- 問い合わせがあったか気づくのが遅い
- 問い合わせへの一次返答が遅くなりがち
- 問い合わせの内容を精査できていない
Difyによる解決フロー
- iPaaSツールやWebサイトからDifyにアクセス: Make、Zapier、WebサイトからDifyAPIを実行することでワークフローを起動
- API実行: Webサイトの問い合わせフォーム(GoogleフォームやWordPress等)に新しい送信があったら起動
- アクション1: フォームの内容をDifyのAPIに渡す。
- アクション2: Difyが生成した返信文を、問い合わせてきた顧客へ自動でメール送信する。
- アクション3: 問い合わせ内容と顧客情報を、SlackやTeamsの担当者チャネルへ即時通知する。
こちらはあくまで一例でSlack通知にしてますが、その他のSassプロダクトへの通知も実現可能です。実は弊社HPの問い合わせに上記フローでDifyを導入しています。
Dify導入のポイント・注意点
利用料金: Sass版の場合、月額の利用料が発生します。また料金体系によって制約があるためチーム状況によってプランを検討する必要があります。セルフホスティングにする場合、利用料はサーバー費のみです。私はセルフホスティングで使用しています。
API料金: Sass版、セルフホスティングともにAPI利用料が発生します。使用するAIモデル、実行数によって変動します。
目的・課題の明確化: Difyで何を解決したいのか、どのような業務を効率化したいのかを具体的に設定することが重要です。
まとめ
本記事では、ノーコードAIプラットフォーム「Dify」を活用して、AIエージェントを構築し、日々の定型業務を劇的に効率化する方法を3つの事例とともに解説しました。
AIはもはや、一部の専門家だけのものではありません。Difyのようなツールを使えば、あなたの手で、あなたの業務に最適化されたAIエージェントを育てることが可能です。
AIによる業務改革、はじめの一歩を踏み出しませんか?
まずは、最も時間を奪われていると感じる業務から、自動化を検討してみてはいかがでしょうか。
とはいえAI導入のハードルが高い!と感じた方。私のほうまでお問い合わせをいただければ、お客様の具体的なニーズに合わせたAIソリューションの企画・提案から、導入、そして運用後のサポートまで、一貫して支援させていただきます。
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連絡先情報
- 氏名:渡辺悦朗
- メールアドレス: info@chichack.co.jp
- 電話番号: 070-8578-1896
会社情報
- 会社名: 株式会社シックハック
- 事業内容: Webシステム開発、AI導入支援、DXコンサルティング
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