子育て支援に興味を持った経緯
大学三年生、20歳の私は子育て支援に興味があります。そんな私も、以前は別の分野に興味がありました。これから、子育て支援に興味が出た経緯を説明したいと思います。
~高校時代~
高校1年生・2年生
子どもが好きだったため、保育士になりたいと思う。
しかし、妹の通う保育園で実習をさせてもらったとき、保育士の仕事の大変さを実感し、賃金の低さもあり断念。英語が得意だったため、漠然と英語を使う仕事をしたいと考えるようになる。
高校3年生
地理の授業で、貧困や難民などの現状を知り、なんとかしたいと思うようになる。本を読んだり、インターネットで国際関係について調べ、国連やJICA、NGOなどで働きたいと思うように。
大学1年
途上国支援のなかでも特に教育支援をしたいと思っていたため、国際協力の学生団体STUDY FOR TWOに入る。また、仕組みに惹かれたので子ども系のNPOチャリティーサンタにも加入する。
6月ごろ、阿部彩氏の著書「子どもの貧困」を図書館で見つける。途上国のことが書いてあると思って読むが、中には日本の貧困問題の現状が述べてあり、衝撃を受ける。この時期から「途上国の貧困問題」から「日本の子どもの貧困」に興味がシフト。母子家庭の学習支援のボランティアを7月から始める。研修会で聴いた講演で、スクールソーシャルワーカーの職に興味が出る。12月に親友にカミングアウトを受け、LGBTQ+の支援にも興味が出始める。この頃は視野が広がり、あらゆる行きづらさを抱える人の支援がしたいと思うように。
大学2年
6月に報道された結愛ちゃんの虐待死事件の報道に衝撃を受け、「貧困家庭の子どもより、虐待を受けている子どもの方が苦しい思いをしているのではないか」と思い、興味の中心が子どもの貧困から児童虐待へシフト。夏休みはNPO法人SOS子どもの村でインターンシップに参加。ファンドレイジングの下準備である事務作業や営業同行、里親普及のためのビラ配り、トークイベントの企画、5年後のNPOの施策を考えるコンテストに参加。虐待死事件のニュースに対する色々な記事を読んだり、NPOでのインターンシップの経験から、「虐待をする親は道徳心がないという訳ではなく、精神疾患や育児不安などのさまざまな要因がある」ことを知る。この頃は、大学卒業後に社会福祉士の資格を取得し児童福祉司になることを志す。
大学3年
2018年6月の事件を受けて多くの人がアクションを起こし、政府も動いたのにもかかわらず、依然として起こる虐待死事件。児童相談所の人手不足の現状を痛感する。虐待を受けている子どもを救いだすことやアフターケアももちろん重要であるが、虐待そのものを減らすことに力を入れることが重要であることに気付く。そのなかでとりわけ子育て支援が自分のやりたいことだと思うようになる。