My STORY~新卒半年で辞めてNPOに来たわけ
こんにちは、吉田彩華(よしだあやか)と申します。
都内の教育系NPO法人で働いている、社会人4年目です。
社会人1年目までは地元北海道で生まれ育った、生粋の道産子です!
私が仕事で実現したいビジョンは
みんなが自分の「幸せ」を持ち、他者の「幸せ」も尊重できる社会をつくること
です。
突然ですが、実は私は、【新卒半年で転職】しています。
なぜそんなことになったかというと…。
私、小中高大と、すべて受験しているんです。そして有難いことにすべて第一志望に合格してきました。
受験勉強至上主義で生きてきた私は、ステータスの高い人生を送ることを至上命題にしてきました。勉強ができて、人にうらやましがられるステータスをGETすることが「幸せ」だと信じて疑いませんでした。
しかし、大学時代にボランティアで関わった高校生や、大学生から、勉強以外にも大切なことを教わり、自分はかなり偏った生き方をしていたこと、偏見の目をもって社会を見ていたことを知りました。
ただ、それに気が付きつつも、小さなころから培ってきた至上命題から逃れられることができず、そのまま大企業を受験し続けることをしたんですね。結果、とても行きたかった第一志望には不合格になり、意気消沈しつつも「就職浪人するなんてかっこ悪い」と、内定をいただいた他の企業に就職しました。
本当に大切なことに気づきつつある自分と、小さなころからステータスにこだわり続けていた自分。その両者の間で揺れ動き続けました。そして自分と向き合った結果ステータスにこだわり続けてきた方の自分がやっとほぐれてきました。そんなこんなで転職を決意し…上京し…今に至ります。
今の職場に転職した理由は、100%自分のビジョンと合致した事業であったこと、そして同じ志をもったプロフェッショナル達が働いている環境であったことです。
NPOは、ステータス至上主義の昔の私だったらまず選ばなかった職種だと思います。でも、今の私にとっての「幸せ」は、ステータスやたくさんの給料をもらうことではなく、自分の志に100%正直でいることなので、今はとても充実しています。
自分の人生を通して感じるのは、人って意外と自分なりの「幸せ」には無自覚であるということ。
「自分は勉強をしていい大学に行くことが幸せなんだ。」
「家族と過ごすことが幸せなんだ。」
そうやって明文化できている人も、実は自分が生まれ育った環境によって無自覚にそう決めつけてしまっているだけかもしれません。
私は、経験や、未知との遭遇を通して、自分の見えている世界や『当たり前』の幅を広げるお手伝いをしたいです。世の中のすべての人が、自分のなりの幸せを知っていて、それを追究できているって、とても幸せなことじゃないでしょうか。そんな人たちが増えたらきっと、自分だけではなく他の人の幸せのかたちにも寛容になれると思うんですよね。
まだまだ未熟ですが、そんな社会をつくっていくために、日々精進しています。