この連載では、UMLモデリング初心者が陥りやすいモデル化の例を紹介し、合わせて適切なモデリング例を解説します。 本来は、そのモデリングのコンテキストつまりモデリングする目的や対象システム・顧客のゴールなどの制約が与えられないと、そのモデリングが適切か不適切かは言い切れないのは事実です。しかし、モデリングを学び始め...
Modeling Forum 11/28、Modeling Forum 2018が開催されました。 前回のModeling Forumについては、この連載内の記事 でも触れましたが、今やモデリングをテーマにした知識が得られる貴重な場です。行けなかったけれど興味がある、という方は、ほとんどのセッションは資料が公開...
モデリングって勉強しづらい? 先日、Modeling Forum 2017 が開催され、私も一参加者として、講演やワークショップを楽しみました。オブジェクト指向やUMLが広まり始めた頃と違って、今やモデリングについて学べる機会は貴重かもしれません。書籍も絶版になっているものが多く、これから初心者がモデリング...
はじめに この記事では、最近利用者が増えていると感じているシステムモデリング言語SysMLについて、ツールベンダーという立場・観点で最近の状況をお伝えします。 SysMLとは? SysMLとは、OMG(Object Management Group)によって公開されている、システムをモデリングするための記述言語(...
はじめに 前回は、業務システム開発に携わる関係者全員が、成果物やプロセスの全体を地図のように俯瞰できる「システム開発地図」をご紹介しました。 筆者らの参画したプロジェクトを思い返していくと、開発時の効率化で削減できる無駄よりも、責任者がはっきりしないことによる無駄の方が大きいということに気がつきました。そこで今回...
システム開発地図 第1回 はじめに 業務システムの開発・保守において、発注側と受注側が互いの立場を超えた共通認識を持てないことは大きな障害となります。伝言ゲームによる間違いや認識のずれによる手戻りは、開発の遅延や経営的な損失を招きます。 本記事では、このような課題に対する指針となる「システム開発地図」をご紹介しま...
目次 はじめに エンタープライズシステム開発に求められること ソフトウェアアーキテクチャの役割 アーキテクチャを実現するために 豆蔵の開発の進め方 豆蔵エンジニアマインド 最後に はじめに エンタープライズのシステム開発において、複雑化・高度化するシステム要求に対し、QCD を守ってシステムをリリースしていくこと...
しばらく連載をサボっていたら、鬼編集長からオニの催促が来ました。 今回は、ちょっとばかり弊社の宣伝になる話を。 豆蔵社内講演会 今年度に入ってから、弊社ではおもしろい取り組みをやっていまして、それが月初の社内講演会。 (不定期で「豆ナイト」という社外の方も参加できる勉強会がありますが、それとは別で社内限定です。...
「アジャイルなマインドセットとは」5回目、これが本シリーズ最終回です。 今回は、「システムを中間成果物とみなすこと」です。 振り返り ここまでの「アジャイルなマインドセット」を振り返ってみましょう。今回も含め、 小さく失敗すること チーム自身が開発プロセスを継続的に変えること ○○より○○ingが重要 要件・計...
「アジャイルなマインドセットとは」4回目です。 今回は結論から。「要件・計画・見積・設計の無段階の階層性を認めること」です。 「アジャイル開発で要件は事前に決めるの?決めないの?」 今回は特に、なんのこっちゃ、と思われる方が多いのではないかと思います。要件で考えていきましょう。 数年前の話ですが、インセプション...
「アジャイルなマインドセットとは」3回目です。 ingに価値を見出す 本当の価値は作成されたモデルではなく、モデリングという作業そのものにあることを認識すること、これを重要な思想として採用すべきだ。 これは、私も翻訳者のひとりである、「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー 」という書籍内の一節です。これを読ん...
「アジャイルなマインドセットとは」2回目です。 スプリントレトロスペクティブについて スクラムには、スプリントの終わりに実施するイベントが2つあります。 ひとつがスプリントレビュー、もうひとつがスプリントレトロスペクティブです。 スプリントレビューはその時点のインクリメント(作成途中のプロダクト)のレビュー、そ...
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 思いがけずできた空き時間。想定していなかった春の過ごし方。 普段じっくり考えられないことを、ゆっくりと考える時間もよいかもしれません。 私としては、鬼編集長に催促されずに記事を書いたのは、これが初めてです。 「アジャイルなマインドセット」? いきなり大上段のタイトルです。な...
はじめに はじめまして。豆蔵の渡会です(2018年秋からです)。 私自身、アジャイルに関わって10年以上経つのですが、それ以前はPMI🄬 (プロジェクトマネジメント協会)のPMP🄬(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)の資格を2005年に取得しそれを活かした活動をしていました。そして2014年からPMI...
記念すべき10回目のAgile Japan 2018年7月19日、というイベントが開催されました。 ※ 各セッションの資料も順次公開予定です。 私は2015年から今回まで実行委員を務めていて、企画段階から関わっています。特に今年は10回目のAgile Japanということで、ここ数年実施していたセッション公募をし...