しばらく連載をサボっていたら、鬼編集長からオニの催促が来ました。
今回は、ちょっとばかり弊社の宣伝になる話を。
豆蔵社内講演会
今年度に入ってから、弊社ではおもしろい取り組みをやっていまして、それが月初の社内講演会。
(不定期で「豆ナイト」という社外の方も参加できる勉強会がありますが、それとは別で社内限定です。)
この講演者の面々が超豪華!(社内が混じっていますが、それでも!)私に言わせれば、このメンツの話が無料で聴けるのは、豆蔵社員であることの大きなメリットです。
- 6月:伊藤宏幸さん(LINE)
- 7月:にしやすはるさん(電気通信大学)
- 8月:高安厚思さん(ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング)
- 9月:井上樹さん(豆蔵)
- 10月:牛尾剛さん(マイクロソフト)
これとは別に、8月には、豆ナイトとして、岩崎浩文さん(楽天カード)の講演もありました。
このメンツに声をかけられるのが、さすが 鬼編集長 羽生田CTOのすごいところです(と、こんなところでゴマをすっておこう)。
テーマはソフトウェアエンジニアリングに関わる多方面にわたります。みなさん、テーマ・講演内容はそれぞれなのですが、共通しているのは「豆蔵で(豆蔵エンジニアしかいないところで)話す」ということを、とても意識していただいていることです。「相手が豆蔵だから、ここまで踏み込んでも通じるだろう」「豆蔵のコンサルだから、これは前提としていいだろう」という想定の話ばかり。ここが社内限定の講演会のいいところで、公開講演でもお話が聴ける人が多いですが、より深い話をしてもらえます。それぞれの方とのお約束があり、話の内容は書けませんが、毎回メモしまくり、脳ミソ刺激されまくり、後で自分の中で消化し、糧になることばかり。
「専門分野外」での学び
おもしろいのが、自分の専門分野外のお話と思っていた回に、思わぬ学びがあることです。これは以前から経験があることですが、例えば丸1日のセミナーとか、海外での数日にわたるカンファレンスなどは、終日参加して似たようなテーマのセッションばかりを聴いていると、結構疲れます。その時に、ちょっと分野外の話がほぅと思うほど、おもしろかったりする。
最初にそれを感じたのは、昔々、IBMのiSUC(アイザック)で、参加者兼ボランティアをした時です。ボランティア司会として、自分では普通選ばないだろうと思うセッションを担当したのですが、これが意外におもしろかった。それ以来、「時々専門外を入れる」という知恵がつきました。社内講演会でも、「この分野は興味ないな」でスルーするのは、もったいないですよ!>社内のみなさん
「雑食」の意味
ここでやっと今回のタイトルに戻ってきます。(ここでは豆蔵社内限定ではなく)エンジニアのみなさん、社内外のセミナーや講演会、研修に参加されたり、書籍を読んだり、やり方は人それぞれだと思いますが、日々勉強されていると思います。その時、どんな分野を選択しますか。例えば、社外の勉強会を選ぶ時に特定のテーマのものしか長らく視界に入っていない、ということはないですか? 同じ分野の本ばかり読んでませんか?
まあ、新しいテーマの何かを勉強し始めの時は、そうやってどっぷり浸かってみる時期も必要かもと思うのですが、ずっとそれだけというのは、ちょっともったいないし、自分のスキルの幅も広がりません。ふと気になった新しい技術用語の本を手に取ってみる、ちょっと気晴らしのつもりで、自分の興味ナナメ上のセッションを選択してみる。全然関係ないと思っている講演会でも、何かの拍子に参加してみる。自分の経験からも、そこで思わぬ気づきがあって、次につながることがあります。エンジニアは技術に関しては、「ピュア」であるよりも、「雑食である」ほうが成長するのでは、と思うこの頃です。
なぜこんなことを感じたか/書いたか、という話はまた別の機会に。
※転載元の情報は上記執筆時点の情報です。
上記執筆後に転載元の情報が修正されることがあります。