TODOROKIでは、アートの持つ“わかりにくさ”を構造的にひも解くことで、人と社会に新しい視点をもたらすことを目指しています。
中核を担うのが、以下の2つの事業です。
1. Art Ecosystem(AE)事業:「わかりにくいアート業界の構造」を翻訳
アートの世界は奥深く、多様な価値観が交差する魅力的な場です。
一方、アーティストの評価や作品の流通は、依然として見えにくい部分が多い現状があります。
そうした“わかりにくさ”を、より多くの人と共有・解消していくことが、次の可能性を拓く鍵だと考えています。
AE事業は、アート業界やアートマーケットの構造課題に対して、テクノロジーの力で透明性・効率性をもたらし、アートの価値が正しく届く「エコシステム」をつくり出します。
【DX事業】
文化・芸術に携わるクライアントの目的やニーズに応じ、ブランディングやコンテンツ制作、広報・PR設計、サイト制作、ビジュアル・アートディレクション、マーケティングまで一貫した支援でDXをサポート。
▪︎SaaS:『alpha LINK』:クラウド型アーティスト・ギャラリー支援DXツール
▪︎アートECモール:
・『Art Scenes』:国内最大級のアート特化型ギャラリーECモール
・『TSUNAGU東美』:東京美術商協同組合と共同運営する美術品専門ECモール
▪︎Design Studio:アート業界のトータルクリエイティブサポートとしてデザイン制作からブランディングまで幅広く対応し、クライアントの課題解決をご支援
【ギャラリー・スタジオ運営】
▪︎『Mikke Gallery・Studio・Window』:次世代キュレーターやアーティストの発掘と育成を目指して東京・四ツ谷駅前にオープンした複合文化施設を企画運営
▪︎『effet pollen』:現代美術ギャラリーを事業承継し、専門性を活かしたバリューアップにより持続的発展を支援
【アートファンド・財団運営】
特定の戦後美術集団を対象とした学術調査・発信を通じ、作品の長期的価値向上と国際的文脈確立を目指すとともに、持続的な支援基盤の構築を推進。
2. Art Transformation(AX)事業:「社会や生活者にわかりにくいアートの価値」を翻訳
多くの人にとって、アートはまだ「少し難しそう」「自分には縁遠いもの」と感じられることが少なくありません。
そのため、アートが持つ社会的な意味や可能性が、十分に届いていないという現状もあります。
AX事業では、企業や行政と連携しながら、アートの創造性や感性を、まちづくり・ブランディング・社会課題の解決といったフィールドに“わかりやすく”実装します。
アートの価値を日常の中へ丁寧に翻訳し、より多くの人々との接点を広げていきます。
【地方創生 x アート】
企画から運営、事業フレーム構築まで一貫して行い、アートを通じた地域文化・経済の活性化、国際交流の場を作り、文化資本の形成、新進アーティストの発掘・支援など、新たな価値を社会に届けます。
【福岡市での取り組み】
アジアのゲートウェイとしての強みを活かし、アジアの現代アートシーンを探求し探求し国際的なアートの文化交流の場の醸成。合理化を進めてきた都市の余白にアートを通じて文化をインストールし、アジアのリーダー都市として文化・経済のさらなる発展を目指します。
・国際的アートフェア『ART FAIR ASIA FUKUOKA』を共同主催
・アーティスト支援・交流拠点『Artist Cafe Fukuoka』企画運営
・『福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス』 コーディネート支援
【神戸市での取り組み】
・『KOBE ART MARCHÉ』を中心に「ONE KOBE PROJECT」を展開、市内のアート施設やギャラリー、アーティスト、クリエイター、地域の人々をアートでつなぐ取り組みを推進
【他事例】
・文化庁との取り組み:美術作品の国際評価向上の調査事業
・経済産業省との取り組み:アートと企業の連携による地域振興と経済活性化を目指す事業
・商業施設のアートプロジェクト:アートと日常が交わる場の創出を目指す公募展『キラリナアートアワード』(京王吉祥寺)企画運営
◆ 2つの事業の相乗効果で人と社会に新しい視点を
AEが翻訳するのは、アート業界そのものの“わかりにくさ”。
AXが翻訳するのは、社会や生活者に対するアートの意味や価値の“わかりにくさ”。
2つの事業が両輪で相乗効果を生み出すことで、アートがもつ多様な価値は理解・活用され、業界や社会の中で継続的に循環し、新しい視点の提供に繋がります。