「この製品は、本当に環境にやさしいのだろうか?」
世界中でサステナビリティへの関心が高まる一方、その問いに明確な根拠をもって答えられる企業はまだ多くありません。
私たちLCAエキスパートセンターは、約30年にわたり日本のLCA(ライフサイクルアセスメント)分野を牽引してきたパイオニアです。
▼会社紹介
https://youtu.be/Le-KUMUdIGI?si=T4i61dbhyzljZBPv
▼事業内容
【1】伴走支援コンサルティング
・大手メーカーを中心としたクライアントの複雑な課題を、専門家が一体となって解決に導きます。
・30年近く培った知見とノウハウで、企業の環境への取り組みを確かな価値へと変えるサポートをします。
【2】SaaSプロダクト「MiLCA(ミルカ)」の開発・販売
・製造業を中心に450以上の企業や大学で導入され、企業の環境情報開示を支えるインフラとなりつつあります。
・将来的には、サプライチェーン全体で環境データを安全に共有できるプラットフォームを目指しています。
https://www.milca-milca.net/
▍そもそもLCA(ライフサイクルアセスメント)とは?
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例えば、ガソリンを使わない電気自動車は、本当に環境にやさしいのでしょうか?
走行中のCO2排出はゼロかもしれませんが、その電気をつくる発電所や、車体・バッテリーを製造する工場、そして最終的に廃棄・リサイクルされるまで、製品の一生(ライフサイクル)全体で見ると、実は多くの環境負荷が発生しています。
一部分だけを見て判断するのではなく、『原料の採掘から製造、使用、廃棄までの全工程を総合的に評価』する考え方が、LCAの原点です。
LCAとは、こうした製品の一生を通じた環境への影響を、科学的な根拠に基づいて定量的に評価する「ものさし」です。評価対象も、気候変動(CO2)だけでなく、水や資源の消費、生物多様性への影響など多岐にわたります。これにより、企業は「なんとなくエコ」というイメージではなく、客観的なデータに基づいた意思決定が可能になるのです。
▍私たちが目指す「データ流通」の未来
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今、サプライチェーン全体での環境負荷データの共有が世界的な課題となっています。
例えば、一台の自動車が完成するまでを想像してみてください。
エンジンを作る会社、タイヤを作る会社、シートを作る会社…と、数えきれないほどの企業が関わり、数万点の部品を組み合わせて作られています。
では、その自動車一台の「本当の環境負荷」を知るにはどうすれば良いでしょうか?
そのためには、関わった全ての会社の全ての部品の環境負荷データを、まるでパズルのピースのように集める必要があります。しかし、それぞれの会社の機密情報も含まれるため、これまでは非常に困難でした。
私たちは「MiLCA」を、このパズルを完成させるためのプラットフォームにしたいと考えています。
各社が機密情報を守りながら、必要な環境データだけを安全に共有できる仕組みを創ることで、サプライチェーン全体での「見える化」を実現します。
この構想が実現すれば、「本当に環境にやさしい自動車」をデータに基づいて設計したり、消費者も自信を持って製品を選べるようになったりと、社会のサステナビリティは飛躍的に向上するはずです。