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山本 大輔
経済のグローバル化、IT化がますます加速する中で、日本の建設業界は、いまだ変化に対する足取りが重く、建設投資の減少、多重下請け構造、就業者の高齢化、技術継承問題など、業界全体で課題は山積しています。 私は約2年間の日本M&Aセンター時代に建設企業同士のM&A案件に約10件携わり、国内における建設会社の現状や課題、経営者の考え方を目の当たりにしてきました。業歴が長く、地元から愛される老舗の建設会社は全国に数多くありますが、どれも終身雇用・年功序列に代表されるような、古い慣習に囚われており、旧態依然とした経営、働き方のまま現在に至っております。こうした状況下、日本国内のあらゆる産業において、画一性から多様性、年功序列から業績評価、終身雇用から人材流動化、メンバーシップ型からジョブ型、そしてワークライフバランスが促進されていきます。 建設業界も他の業界に取り残されることなく、「働き方改革」時代の大きな流れを捉えながら、働き方・価値観の多様性を受け入れ、ワークライフバランスを改善すること、また日本人の即戦力人材の採用、多様な働き方の推進と併せて、若き労働力であり、建設に関する専門知識も持つ高度外国人材を獲得することは、今後の企業成長において非常に重要な人材戦略となります。 弊社は、建設業界における働き方改革の促進、雇用の流動化、高度外国人を活用した人材の多様化・国際化により建設業界の成長の為にあらゆるイノベーションを創造していけるよう、貢献してまいりたいと考えております。
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