1
/
5

日向市図書館複合施設・市民共創「日向ラボ・ラボ」

Edit

27 views

ABOUT

宮崎県日向市の新しい図書館複合施設を、中高生・大学生と一緒に創るプロジェクト「日向ラボ・ラボ」。「図書館は空気が重い」「勉強感が強すぎてリピートしない」という若者の声から始まり、企画だけでなく実際につくってみる市民共創プロジェクトです。5年後のオープンに向け、中高生がワクワクする公共空間をデザインしています。

【プロジェクトの背景】
日向市では、5年後のオープンを目指し、新しい図書館複合施設の基本構想を策定中。従来の「静かで堅苦しい図書館」ではなく、「公共の暮らしに、選択肢をひらく」PUBLIC LIFE DESIGNの理念のもと、若者が普段使いしたくなる場を目指しています。

【中高生が見つけた3つの課題】
「図書館に行かない理由」を聞いたところ、以下が浮き彫りに:
1. 空気が重い(静かすぎる)
2. 勉強感が強い(本を読まない人は行っちゃいけない雰囲気)
3. ルール・制限が多い(飲食禁止など息苦しい)

【若者が行きたくなる図書館の答え】
3つのテーマ(本・環境・イベント)で話し合い、全員総意として導き出したのは:
**「人の目を気にしない自由なスペース」**

▼本: 1位 おっきい絵本、2位 参考書、3位 楽譜、4位 マンガ
▼環境: 1位 1人部屋、2位 ヨギボースペース、3位 「おきべん」スペース
▼イベント: 1位 おとまり会、2位 スポーツ観戦、3位 先輩の話を聞く

【実際につくる挑戦】
第3回では中高生約20名が集まり、4時間で「行きたくなるカフェ」を創る実践に挑戦:

▼店名・コンセプト: 誰でもひょっとこれる「ひょっとcoffee」(日向市の名物「ひょっとこ」から命名)
▼ロゴ・看板: GPT×Gemini×3Dプリンターで、キーホルダーと看板を制作
▼メニュー開発: 日向市名物「へべす」を使った『へべすオレンモン』を考案
▼内装パース: 手書きパースをGeminiで色付け、プロ級の仕上がりに
▼制服: エプロンをミシンで手作り、出張図書館の本を参考にデザイン
▼PR動画: プロカメラマンと一緒に撮影・編集、最後にエンドロール披露

AIやデジタル機材を駆使し、大人にしかできなかったことを中高生が実現。彼らが来たくなる図書館をつくるには、彼らがつくったほうがいい——青くさいかもしれませんが、本気でそう思っています。

今回参加した中高生は、5年後には20代に。自分たちのまちは、自分たちでつくる。あなたも一緒に、若者がワクワクする公共空間をデザインしませんか?