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ABOUT
2020年10月に渋谷区が開設した世界のスタートアップ企業・投資家・エコシステムビルダーを招致するための情報発信ポータルサイト「Shibuya Startup Support」のビジュアルアイデンティティデザインのほかネーミング、コピーライティング、情報設計、Webサイト構築を担当しました。
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■プロジェクトの背景
渋谷区は、多様なスタートアップ企業が多く生まれ、成長していく、シリコンバレーやストックホルム、ニューヨーク、ロサンゼルスに並ぶ、世界トップクラスのスタートアップ・エコシステムの構築を目指し、さまざまな「スタートアップ支援事業」に取り組んでいます。
なかでも、渋谷区のスタートアップ・エコシステムにはグローバル化の推進が不可欠です。
■Shibuya Startup Supportとは?
渋谷は日本のアート・ミュージック・ファッションシーンをリードし続ける文化的中心地であり、その多様性とダイナミズムで世界中から集まるあらゆる年齢層の人々を魅了しています。
また、2,000を超えるスタートアップ企業のオフィスと、スタートアップが入居する100以上のコワーキングスペースがある日本のテクノロジーの中心地でもあります。
「SHIBUYA STARTUP SUPPORT」は、渋谷区が中心となり、国内外のスタートアップビジネスを渋谷に誘致する取り組みです。
海外スタートアップ企業のビザ取得・登記などの手続き支援、オフィス・住居や銀行融資など環境整備のサポート、ソリューションの社会実装のサポート、コミュニティへの参加サポートなど、各種支援・サポートを通じ、渋谷という街でスタートアップ企業と共に成長していくことを目指しています。
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世界には150以上ものスタートアップエコシステム拠点都市が存在しています。
ノングリッドでは、まずはじめにさまざまなスタートアップエコシステム拠点都市のクリエイティブや情報発信の現状をデスクリサーチしました。
クリエイティブやデザインは都市によって様々ですが、エコシステムランキング上位の都市は、ウェブサイトで発信する情報量の多さ、更新頻度の高さ、そしてユーザーが活用できるサイトを実現していることが印象的でした。
その後は、渋谷の街をイメージするもの、シグネチャーについて、プロジェクトチームでアイディアブレストしました。
渋谷区には渋谷だけでなく、原宿、表参道、代官山、代々木などいくつもの街があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
ブレストを進める中で、グローバルに広がる渋谷のイメージはスクランブル交差点である、という意見が一致しました。
そのような過程を経て開発したビジュアルアイデンティティデザインは、多様性や新たなイノベーションを想起させるカラフルでエネルギッシュなものに。
モチーフは、渋谷のシグネチャーであるスクランブル交差点。“異文化交流”“コミュニティ形成の待ち合わせ場所”という意味が込められたスクランブル交差点を、ミニマルなグリッドで構築。このデザイントーンをWebデザイン・グラフィックに展開しました。
Webは印象的なアニメーションを軸に、シンプルな構成と気持ちの良い動きの演出を施しています。
また、Webサイトはこれから活動が広がっていくとともにサイトも拡張していくことを想定し、半年後、一年後を見据えた設計を提案しました。
ローンチ後も渋谷区のグローバル化推進事業の活動に合わせてサイトを更新しています。