株式会社ネットプロテクションズ / ビジネスアーキテクトグループ VP of Architecture
2011年10月にネットプロテクションズに入社。2014年よりシステム統括の立場で新規決済事業の立ち上げに参画し、BtoC向けカードレス決済『atone(アトネ)』を立ち上げました。現在は VP of Architecture として、つぎのIT組織・アーキテクチャづくりに注力しています。
いつまでも「モノづくり」に携わりながら、TechとBusinessが垣根なく融合した「つぎのIT組織」と「事業横断アーキテクチャ」の構築に注力していきたいです。
システム統括の立場で参画し、既存事業から学んだITアーキテクチャ・設計思想やノウハウを武器として、最新技術を取り入れたサービス開発を行いました。インフラ部分のみならず、クラウドネイティブを意識したアプリケーション部分のクラウド化にも取り組み、新しく構築するシステムはクラウドサービスを積極的に活用した開発を行っています。
各事業のシステムはそれぞれ独立したデータモデルで作られていましたが、それらを俯瞰し横断的に捉え、今後の指標となる概念レベル・論理レベルでの事業横断データモデルの検討・作成を行いました。新規事業構築の際はこの統合データモデルをベースにシステムを構築しました。
プロジェクトリーダーとしてPCIDSS準拠プロジェクトを完遂させました。PCIDSSとは、クレジットカード事業を運営する企業が準拠しなければならない、他基準と比較しても要件が厳しいセキュリティ基準です。アプリケーション構成とシステムアーキテクチャに加え、社内施設・制度等も見直し、その後の運用設計を行い、約1年半かけて準拠させました。
大・中・小、様々な規模の改善プロジェクトに取り組んだ経験を踏まえ、社内のITプロジェクトの検討プロセスや管理方法について再定義を行い、案件検討・管理の新しい標準と仕組みをつくりました。
まだ「クラウド」という言葉が世に出て間もない頃、クラウドサービスの社内への導入をリードしました。具体的には、全てオンプレミスで動いていたシステムに対して、リスクが少ない箇所から部分的にAWSへ移行させ、コストの最適化を図りました。