日本のシビックエコノミー
ーーーーーーーーーー★NPO支援コレクション(Nコレ!)でオススメ書籍として紹介されました! http://npo-sc.org/ncolle/2016/06/06/civic_economy_japan/★『ランドスケープデザイン No.108』(マルモ出版)に書評が掲載されました!★ユリサオリさんのブログにて紹介されました! 〈『日本のシビックエコノミー』を読んで、「楽しさ」のような数値化できないものを価値と捉えられるようになった〉 http://yulily100.hatenablog.jp/entry/2016/04/21/103432★協働ステーション中央のFacebookページにて紹介されました! https://www.facebook.com/kyodostation/ーーーーーーーーーー本書は2014年刊の『シビックエコノミー 世界に学ぶ小さな経済のつくり方』(00著、石原薫訳)を受けてつくられた、「日本における初めてのシビックエコノミーの入門書」です。いま世界中で、既存のジャンルを横断し、民間・行政・第三セクターの枠を超えたシビックエコノミー=「市民主体の新しいエコノミー」が生まれています。たとえば、孤食を避けるための地域のハブとなる場づくり、空き家問題のためのリノベーション、市民出資によるエネルギーの事業と地産地消、地域の人と素材にこだわるものづくり、生産者と消費者(地方と都会)を深くつなぐメディア……。規模の大小はあれど、いずれもパブリックマインドをもち、柔軟にその地域に溶け込んで「新しい循環」を生んでいます。このような動きがかつてないほど活性化しているのは、全世界的に、近代社会が構築したシステムが限界を迎え、金融・経済・政治など制度の停滞や利益構造の硬直化がおき、これまでのやり方では難しい局面を迎えているからこそ、でしょう。「シビックエコノミー」を先導しているのはイギリスですが、では日本では、どのような地域にどんなイノベーションが生まれているのでしょうか。さまざまな地域やコミュニティを調査し、検証し、当事者に話を聞くなかで見えてきた日本ならではの創意工夫を、このたび1冊にまとめました。本書ではまず、イントロダクションで「シビックエコノミー」に必要なこと、特徴、日本ならではの定義を試みました。続くPART1では、その定義のもと、20の国内の事例をとりあげ、・これまでの変遷と展開の仕方・他地域でも応用できるポイント3つ・周辺地域や社会に与えた影響(=ソーシャルインパクト)と今後の課題・類似事例をイラストを交えて、それぞれコンパクトに整理しました。国や企業、行政中心の「大きなもの」や、公共、共有資源の在り方、仕組みがよくわからないまま流されてきたものに対して、今こそ、私たちひとりひとりが、じぶんの手でつくりだす方法を考えます。