米山 知宏

オバマ政権が「オープンガバメント・イニシアチブ」を発表して以来、オープンガバメントが世界的な政治運動となっている。ここでは、オープンガバメントとその関連政策であるオープンデータ政策がどのように世界に広がっているかを検証する。そして、オープンガバメントとオープンデータ政策を比較する。我々は、オープンガバメントを2つの方法で拡大するオープンガバナンスの概念を提案する。第一に、オープン・ガバナンスは、市民の立場を公共圏における真の支配者に変える。第二に、行政部門だけでなく立法部門も含まれることである。そして、オープンガバナンスの成熟度モデルを示しています。オープンガバメントとオープンガバナンスの両システムにおいて、インターネットやソーシャルメディアなどのデジタル技術は、重要なインフラとしての役割を果たしている。